【写真】東出昌大が謎の葉っぱを吸う?『世界の果てに、ひろゆき置いてきた』【15点】
エピソード3からは、俳優の東出昌大が参加した。ひろゆきと東出は今回が初共演ということで、何だかぎこちない様子。最初は他人行儀の2人だったが、世界三大瀑布の1つであるヴィクトリア・フォールズで一緒にびしょ濡れになったり、バスの車内で語り合ったりするうちに打ち解けていく。
エピソード4は、宿で起床する場面から始まる。ひろゆきは集合時間に70分遅刻したにもかかわらず、一切謝罪はなし。さらにはのんびり朝食をとるなど、終始マイペースでらしさ全開だった。
そして一行は、ザンビアの首都・ルサカにある食肉市場へ向かう。東出はヤギを購入し、目の前で捌かれたヤギ肉を食べることに。捌かれて10分以内の肉を食べるという貴重な経験となった。
その後ひろゆきは道端で女性2人組に声を掛け、一緒に食事をすることになった。流れるような会話によってナンパを成功させたひろゆきに、多くの視聴者が驚かされたことだろう。
エピソード5では、夜ご飯のカレーをひろゆきと東出が作ることになる。
そしてバスに乗り、ザンビア東部の街・チパタに到着。食事をとっていると、ある男に声を掛けられる。男は怪しい謎の葉っぱを2人に買わないかと提案。違法薬物かと思われたが、その中身はタバコだった。2人はタバコを購入し、東出が妙に慣れた手つきで葉っぱを巻く。2人とも上手にタバコを吸っていた。
エピソード6では、世界最貧国のマラウイに入国したところからスタート。ひろゆきが牛肉を食べたいということで、牛を1頭購入する。東出が牛を捌く姿を見て「これ僕は無理だわ」と呟くひろゆき。さすがのひろゆきでも、できないことはあるようだ。
そして2人は町中の人々に牛肉とビールをご馳走するが、大騒ぎになったことで警察署に呼ばれる。待機してもらっていたタクシーの運転手に帰ってもらわないといけない旨を伝えると、何とぼったくろうとしてきたのであった。ひろゆきは要求に応じず巧みに交渉し、13万クワチャから7万クワチャまで値切ることに成功した。
これまでのエピソードを見て改めて実感するのは、ひろゆきのコミュニケーション能力の高さだ。相手が誰であろうが、話す言語が何語だろうが関係ない。タクシーの値段を交渉したり、女性に声を掛けて一緒に食事をしたりなど、何でもできてしまうのだ。常に冷静で自分のペースを崩さない。それゆえに議論にも強く、これだけ多くのメディアに引っ張りだこなのだろう。
また、番組の盛り上げ方も上手い。豊川ディレクターを説教したり一人でスラム街に行かせたりなど、見所をしっかりと作っている。視聴者が求めている“ひろゆきらしさ"を見せつつ、時には常識的な言動もする。そのバランスの良さがとても心地よく、視聴者を惹きつけているのではないだろうか。
人々の貧しい暮らしや厳しい生活環境など、アフリカのリアルな様子が描かれている本作。ただ面白い番組というわけではなく、考えさせられることも多い。東出も参加し、ますます目を離せなくなってきた。この過酷な旅を無事に終えることはできるのか。次のエピソードを楽しみに待とう。
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