2020年に乃木坂46を卒業、翌年には日本プロ麻雀連盟第37期後期プロテストに合格し、現在プロとして活躍している中田花奈。そんな彼女が麻雀プロリーグ「Mリーグ2023-24」ドラフト会議にて、新規参入チーム「BEAST Japanext」から指名を受けた。
今回、中田本人にMリーグ参戦への意気込みや、自身が経営する麻雀カフェ「chun.」について話を聞いた。

【写真】青いドレスに身を包んだ中田花奈 撮り下ろし写真【5点】

──「BEASTJapanext」加入おめでとうございます。ドラフト指名を受けた時を振り返るとどうですか?

中田 名前を呼ばれたときは「どうしよう」という気持ちが強かったです。正直、自分の雀力が(Mリーグには)まだ追いついていないのではという不安があって。喜びよりも混乱の方が大きかったですし、「これからもっと勉強していかないといけない」と、手放しに喜べる状態ではなかったですね。

──指名時、「私にしかできないことが、きっとMリーグの中でもあると思う」とコメントしていました。


中田 私を応援してくださっているファンの方の中には、まだ麻雀のルールを知らない方もたくさんいて。だからこそ、今までMリーグに触れてこなかった方々に麻雀の楽しさを伝えられるのではないかと思っています。

乃木坂46を卒業してから「麻雀は面白いんだよ」ということをプロでの活動や麻雀カフェを通じて広めたいという信念をもっていたので、この本質はMリーガーになっても変わりません! ドラフト会議で監督が仰ってたように、「BEAST Japanext」を沢山の人に広められるようになりたいです。

──中田さんが経営する麻雀カフェ「chun.」も開店して約2年が経ちました。開店当時と今を比べて、思い浮かべていた麻雀カフェオーナーとは違いますか?

中田 ありがたいことに想像とは違って、忙しい日々を送れていることに驚いています。元々、乃木坂46を卒業した後のセカンドキャリアとして麻雀カフェをオープンしました。
ですが現在も、Mリーガー、タレントとしてお仕事をいただけることは本当にありがたいです。

──充実した日々ですね! 「chun.」といえば、中田さん考案のメニューも話題。どうやってメニューを考えているんですか?

中田 自分が作って美味しくできたものをメニューに採用してます(笑)。麻雀中に食べれるように考えたメニューもありますが、自分で作って楽しかったから採用したメニューもあって。

──中田さんとラジオ共演していたアルコ&ピース考案のメニュー(アルピー三色餅)もありますよね。

中田 そうですね。
こういうコラボも気軽にできることがこのお店の良さだなと思います。それこそ、乃木坂46の金川紗耶ちゃんがお店に来てくれてメニューを提案してくれたりして、ありがたいですね。自分のこだわりでメニューやグッズを作れるのがこのお店の強みだと思っています。

──アルバイト募集も公開オーディションで行うなど、エンタメ性を感じました。

中田 オーディション形式にすることで、お客さんがそのスタッフさんに興味を持ってもらえるのかなと思いました。それに、ただのアルバイトではなく、“自分は魅力的である”という気持ちもスタッフのみんなには持ってもらいたくて。
今では実際に私じゃなくて、アルバイトスタッフに会いにお店に来る常連さんも増えました。

──名手腕ですね! 「chun.」をオープンして良かったなって思うことは?

中田 それこそ、今回、Mリーガーに指名していだいたのも「chun.」があったからこそだと思っています。このお店で一生懸命働くことで、私の麻雀愛を様々な方に認めてもらえたことがうれしかったです。あとは、麻雀プロやお客さんなどいろんな方たちと関わりができたこと。アイドル時代のライブや握手会のようなイベントがなくても、ファンの方々と気軽に会って話せることは、私の精神的支えになっています。

──逆に、お店を経営していくなかでピンチな場面はありませんでしたか?

中田 数えきれないほど、いっぱいあります(笑)。
最初のころに困ったのは、様々なことやモノの契約を高い金額で提示されていたこと。私自身も適正価格が分からないこともあって、お店を経営している方々に聞いてみたら、やっぱり高い金額を設定されていて。注意深く見ないで、何でも最初からOKしていたらもっと開店資金が掛かっていたかもしれません。私、この2年間ですごくたくましくなったと思います。

──お店経営と並行して、麻雀プロ、タレントとしても活動。決して楽な道ではなかったと思いますが、何をモチベーションとしているのでしょうか?

中田 乃木坂46で活動していた時、私は休みだけど他のメンバーは仕事があるということが悔しくて辛くて。
だからこそ、今お仕事をいただけている状況が本当にうれしいです。どんなに忙しくても、絶対にそれが今後の私に繋がってくると思うので、頑張ることができているのだと思います。

──麻雀プロとして成長いくなかで、経営でも何か活かされていることはありますか?

中田 麻雀は一打一打考えて打つのですが、経営においてどんな些細なことに対してもメリット、デメリットを考えるようになりました。

──この2年間で成長した中田さんですが、きっとMリーガーとして活動していくことでさらに成長するはず!

中田 そうですね! 今、麻雀の勉強をするのがすごく楽しいんです。麻雀プロの方々から教えていただけることも多くて、そういった環境もすごくありがたいなって。

──そして、いよいよ「Mリーグ2023-24シーズン」が始まります。最後に意気込みをお願いします。

中田 麻雀カフェの経営が私にとってセカンドキャリアだとしたら、Mリーガーはサードキャリアのような気持ち。私の人生のなかで麻雀はこれ以上ないものであり、Mリーガーになったということが新しい人生の始まりな気がしていて。きっとこれから大変なことが続くとは思いますが、それを乗り越えて、“麻雀”が自分の居場所になれるよう頑張りたいです!

──中田さんの試合は「chun.」で是非観て、応援してほしいですね!

中田 そうですね。これからも、みなさんの応援を強さに変えて戦えたらなって思います!

【麻雀プロリーグ・Mリーグ「BEAST Japanext」】
https://m-league.jp/

【BEAST Japanext公式サイト】
https://www.bsjapanext.co.jp/m-league/

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