2023年に入ってからコロナの規制がなくなり、入出国時の水際措置も撤廃され、以前のように海外旅行に行く人が増えてきた。久しぶりの海外ということもあり、YouTubeで事前に旅先の情報を調べる人も多いのではないだろうか。
また、仕事や家庭の事情で海外に行けなくても、映像を見て旅行気分を味わいたいという人もいるだろう。今回は、世界を駆け巡る旅系YouTuber4組に注目してみたい。

【写真】世界を駆け巡る旅系YouTuber4組

1組目はおのだ。海外旅行の動画をメインコンテンツとして投稿しており、2023年9月時点でチャンネル登録者は45万人を超えている。基本的には1人旅の動画が多いが、家族旅行の動画も投稿している。

おのだの動画は、編集が少なめでBGMもなくとても見やすい。
現地の食事や観光をゆるく楽しんでおり、見ていて疲れない映像の作り方が魅力的である。

人気のある台湾やイタリアなどをはじめ、日本ではあまり馴染みがないサウジアラビアやバングラデシュといった国にも足を運んでいる。様々な国のリアルな映像が楽しめるため、のんびりしながら気楽に海外旅行の動画を見たいという人にはぜひおすすめしたい。

2組目はしげ旅。“みんな旅してる?”が決め台詞で、2023年9月時点でチャンネル登録者は34万人を超えている。1人で世界中を旅しており、ヨーロッパから南米までありとあらゆる国に行って動画を撮影している。


しげ旅の動画は、食事とお酒を飲むシーンが一番の見所だ。とにかくお酒が好きなようで、いつも現地の美味しい食事を楽しみながらビールやワインを飲んでいる。毎回食事代を日本円で表示してくれるため、その国の物価が分かりやすく、旅先選びの参考にしやすい。

編集がシンプルでBGMもないため、現地のレストランやバーの空気感をそのまま味わうことができる。旅先で食事やお酒を楽しみたい人は、しげ旅の動画を見て事前に予習しておくと良いだろう。旅行に関心はないが、海外の食事やお酒には興味があるという人にもおすすめしたい。


3組目はBappa Shota。海外のディープな映像を投稿しており、2023年9月時点でチャンネル登録者は36万人を超えている。一般の観光客は中々行かないような場所に行き、独自の映像コンテンツを制作している。

Bappa Shotaの動画はテレビ番組のような凝った編集で、個人チャンネルとは思えないほどクオリティが高い。ドローンを使って上空から映像を撮影するなど、壮大な映像作品を作っている。

Bappa Shotaは関西弁の延長で英語を流暢に話すのが特徴的で、コミュニケーション能力が高い。
現地の人と打ち解けるのが早く、視聴者としては英会話の勉強にもなるだろう。ディープな映像だけでなく、様々な国での1万円企画の動画も面白いためおすすめしたい。

4組目はタビオロジ。“つだ”と“おーつか”の2人組で、2023年9月時点でチャンネル登録者は9万人を超えている。196カ国世界制覇を目指し、2019年5月末からバックパッカー中の動画をアップしている。

タビオロジの動画は、とにかく見ていて楽しい。
南米での滞在期間が長いため、英語だけでなくポルトガル語なども話すことができ、タクシー代の交渉も自分たちで行うなど、バックパッカースキルの高さが凄い。

何年も日本に帰国せず旅を続けており、ある意味本当の旅人と言えるだろう。また、国境が閉まっていて野宿することになっても何とか楽しもうとするなど、旅の良くない面も含めて満喫している。ひたすらストイックに旅を続ける彼らの姿を見ていると、何だか勇気づけられるのだ。楽しい旅動画を見たい人におすすめしたい。

今回は、世界を駆け巡る旅系YouTuber4組を紹介した。
海外旅行動画の中にも様々なタイプがあるため、自分が見たい映像がどんなものかを踏まえてチャンネルを選ぶのが良いだろう。海外旅行に少しでも興味がある人は、ぜひ本日紹介した4組の動画を見てみてほしい。

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