今年も多くのドラマを生んだアイドルの祭典・TOKYO IDOL FESTIVAL 2023。ENTAMEnextでは初出演グループのなかから特に輝きをはなっていたアイドルたちをピックアップ。
今回、主催イベントは常にチケット争奪戦、圧倒的なルックスと楽曲・パフォーマンス力でアイドルシーンに風穴を空けているyosugalaから汐見まといと黒坂未来が登場。過酷だったという8月を振り返ってもらうとともに、今後の展望などを聞いた。

【写真】yosugala 汐見まとい&黒坂未来 撮り下ろし写真【6点】

──8月の出来事でいうと、TOKYO IDOL FESTIVAL 2023(TIF)は君島さんが体調不良のため急遽3人での出演となりました。

汐見 TIFの当日に(君島の欠席が)決まったんですよ。

黒坂 だからまず「出るか、出ないか」の選択を迫られました。

汐見 でも絶対に出たかった。
デビュー1年でTIFに出させてもらえるなんてとてもありがたいことだし、楽しみにしてくれているファンがいっぱいいるのも知っていたので、強行突破で出ました。

黒坂 会場に向かう車内で3人での歌割りや立ち位置を決めて、楽屋に入って練習をして。

汐見 当日出番が2回あったんですけど、その合間も練習したし、ずっとノートとにらめっこしていましたね。

──それは確かにものすごく大変ですね。

黒坂 はい、大変すぎて記憶がありません……。

汐見 出るからには楽しもうと思ったけど、とにかくライブをちゃんと形にすることだけで必死でした。


黒坂 結局やっぱり4人で出たかったという思いが大きいです。『ねる、取材行ってきます』で興味を持って見に来てくださった方もきっといたはずなのに、4人で番組に出たのに当日は3人っていうのが申し訳なくて。あと、凪のファンの方も悲しい思いをしたんじゃないかな、って。

汐見 凪自身も出たかっただろうし、何より本人が一番悔しかったはず。でもこればっかりは仕方ないことなので、来年は4人でTIFに出たいです!

──そういえば、『ねる、取材行ってきます』ではお酒の話ばかりしていましたよね?

汐見 アハハ! 濱家(隆一、かまいたち)さんの話術でどんどんお酒の話になっちゃいました。私と凪は結構飲むんですよ。


──お酒にまつわる失敗談などはありますか?

汐見 私は酔っ払うと社長に電話しちゃいます。覚えてないけどメンバーにも電話しています。

黒坂 社長やマネージャーさんがいるグループLINEに、(汐見から)明らかに酔っ払っているのが分かる文章が送られてくるんですよ。文章というか、もはや言葉ですらないものが送られてくる(笑)。

汐見 しかも自分では覚えてないから、翌日仕事の連絡をしようとした時に気付いて「本当にすみません!」って。あと、酔っ払って凪に電話して「メンバーのこと大事にするから!」とかひたすらyosugalaへの愛を語っていたらしいです。


──酔ってもグループへの愛は忘れないって素敵じゃないですか。

汐見 素敵なのかな? じゃあ素敵ってことにしておいてください(笑)。

──あと話は変わりますが、汐見さんは先日『週刊プレイボーイ』でグラビアにも挑戦されていましたね。

汐見 私はもともと昔、被写体の活動をしていて。その延長で趣味でグラビアもやっていました。グラビアに抵抗がないし、私は生まれつきグラビアができる人間なんです(笑)。
ずっと「いつか胸を張って仕事にできたらいいな」と思っていました。だから『週刊プレイボーイ』さんに掲載されたことで、「グラビアもできることがバレてしまった」という気持ちです!

──グラビアにも前向きなんですね!

汐見 そうですね。親は反対しているんですけど……。うちの親はすごく厳しいんですよ。ピアスが増えるたびにお叱りのLINEが来るぐらいなので。今回のグラビアでも長文のLINEが届きました。


──黒坂さんは、汐見さんのグラビア進出についてどう思っていますか?

黒坂 デビュー前のグラビアの撮影データを見せてもらったこともあったし、グラビアをやりたいという話は聞いていたから、おめでとうという気持ちです。

汐見 優しい! ありがとう!

黒坂 グラビアが仕事になって良かったね!

汐見 そうなの! アイドルを始めてからは仕事以外では絶対グラビアをやらないと決めていたから。今後はグラビア方面からもファンを獲得したいです。グラビアきっかけでyosugalaを好きになってくれる人が増えたらうれしいな。

黒坂 グラビアで興味を持ってライブに来たら「この子、歌も歌えるんだ!」って驚くと思います!

──では最後に、yosugalaの今後の目標や夢、展望などを聞かせてください。

汐見 目標はいっぱいあるんですけど……、でもメンバーみんな大きな目標をあまり口にしたくないタイプというか。

黒坂 確かに。私も言ってこなかった。

汐見 私も言わないようにしていて。例えば「ドームでライブをするのが目標」と言うと、そのために活動しているような感じになっちゃうのが嫌なんです。私たちは箱(会場)を埋めるために活動しているわけじゃないから。メインの活動は、今いるファンを大事にして、かつ応援してくれる人を増やし、自分たちが素敵なアイドルになること。アイドルとして成長することが私たちの目標です。

黒坂 ワンマンライブの会場が発表された時に「yosugalaにここは狭すぎる」って言葉をいただいてうれしかったです。でも私たちは一歩ずつ段階を踏んでいきたいので、今は「QUATTRO TOUR」(9~10月)を成功させることを目指します。

汐見 今できることを着実にやって、それを続けて成長し、やがてできることが増えていけば幸せだなと思っています。

──なるほど、分かりました。ちなみにお2人それぞれ、個人的な野望ってありますか? 「売れたらこんなことがしてみたい」とか。

汐見 いつか社長にご飯をおごってみたいです! いつもおごられてばかりなので。

黒坂 社長にご飯に連れていってもらった時、お会計後メンバーが「ごちそうさまでした」と言うと、「いやいや、君たちに食べさせてもらってるからね。君たちのおかげだから。いつもありがとう」って言ってくれるんですよ!

汐見 うち、本当にいい事務所なんです!!

黒坂 「私もっと頑張る!」って気持ちになります! 私の野望は、ライブに家族を招待すること。私はこの活動をしていることを妹にしか言っていなかったんですけど、いつの間にか妹だけじゃなく母も父も兄も自分でチケットを買ってライブに来てくれていたんです。だから、もっと成長して誰もが知っているような大きな会場でライブができた時、家族を招待してみたいです。

汐見 分かる! 私も、中学・高校・大学と私立に行かせてもらって「就職しなさい」と言われていたのに親に黙ってアイドルを始めたから、申し訳ない気持ちがあって……。だから私もいつかライブに親を呼びたいですね。

黒坂 そして、メンバーの親同士を仲良くさせたい!

汐見 えー! じゃあ“ママ会”やってもらう?

黒坂 うん! “yosugalaママ会”を開催するのが私たちの野望です(笑)。

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