趣里が主演を務めるNHK連続テレビ小説『ブギウギ』(総合・月曜~土曜8時ほか)の第50回が8日(木)に放送され、すれ違いが続いていたスズ子(趣里)と梅吉(柳葉敏郎)が和解。梅吉は地元・香川に帰り、スズ子も東京を離れて歌手活動をすることを決めた。


【写真】おでん屋で話すスズ子と梅吉、ほか『ブギウギ』第50回場面カット【5点】

スズ子と茨田りつ子(菊地凛子)の合同コンサートは大盛況で幕を閉じた。コンサートの帰り道、スズ子は伝蔵(坂田聡)のおでん屋台で飲んでいる梅吉を見かける。スズ子が梅吉の隣に座ると、梅吉は「六郎の歌、あれええなぁ」「涙止まらんやった」と呟いた。梅吉はスズ子の歌のおかげで六郎の死を受け入れることができ、「やっぱり香川に行く」と意思を固めたようだ。

スズ子が「ワテは寂しい」「何でやろ」と本音を吐露すると、梅吉は「決まっとるやろ、親子やからや」「お前が娘でほんまに良かった」と言葉をかけ、二人は泣きながら抱き合った。香川に帰る梅吉をスズ子は明るく送り出すことができ、ようやくスズ子も梅吉も前を向いて進むことができた。


そしてスズ子はもう東京で歌うことは難しいと判断し、コンサートの依頼があった秋田を皮切りに、日本中を回って歌うことを決意。羽鳥善一(草彅剛)に東京を離れることを伝えると、羽鳥は餞別に『アイレ可愛や』という曲の楽譜を差し出した。”アイレ”とは南洋の村娘の名前で、これまで歌ってきた『ラッパと娘』や『センチメンタル・ダイナ』のようなジャズではなく、南方歌謡として発売された曲である。スズ子はこの曲と共に、東京を去ることになった。

激動の一週間の締めくくりとなった第50回。視聴者からは「父ちゃんとのお別れのシーンが明るい音楽でとても救われた」「とーちゃんとスズちゃんのおでん屋さんの場面泣けた」「福来スズ子の新曲が出る度に、どんな曲だろうとワクワクします」など、前向きな声が多く集まった。


来週の週タイトルは「ワテより十も下や」。ついにスズ子の思い人・村山愛助(水上恒司)が登場する。予告には秋山美月(伊原六花)、リリー白川(清水くるみ)、桜庭和希(片山友希)らUSKメンバーと円陣を組むスズ子の姿も映し出され、新たな展開に期待が高まる。

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