【写真】抜群のプロポーション、池ハロ22人コスプレ撮り下ろしカット【74点】
10月28日から29日にかけて、豊島区東池袋一帯で開催された、コスプレイベント「池袋ハロウィンコスプレフェス 2023」(池ハロ)。ことしは、歌手の小林幸子がアンバサダーを務めたことでも大きな話題になったほか、親子でコスプレしてステージに出演できる「親子でハロウィン」や、東京の街中に敷かれたレッドカーペットを歩くことができる「池ハロコスプレパレード」など10周年だけあって多くの催し物が企画されていた。その結果、2日間で14万1000人が来場し、過去最多を記録。街一帯を巻き込んだコスプレイベントは大盛況のうちに幕を閉じた。
コスプレイベントといえば、特定のジャンルのコスプレが多くなることが多い。例えば「東京ゲームショウ」であれば、ゲームジャンルのコスプレが多くなり、「ニコニコ超会議」は、ニコニコ動画を運営するドワンゴが運営していることもあり、VOCALOID系の衣装が増えるといった具合だ。
「池ハロ」はというと、アニメにゲーム、オリジナル衣装やVOCALOID、VTuberやネタ系のコスプレなど雑多な印象。実際に現地で取材させてもらったが、特定のジャンルに囚われることなく、思い思いのコスプレをする方で賑わっていた。
普段は仕事でコスプレすることが多いという、コスプレイヤーの花宮いのりさん曰く「『池ハロ』だけは絶対に好きなキャラクターのコスプレをしていて、今日は1年ぶりに好きなコスプレができました!」と話してくれた。
「池ハロ」と並んで多種多様なコスプレイヤーが参加する都内近郊の大規模イベントといえば、「コミックマーケット」がある。こちらはお盆休みや年の瀬に開催される上に、参加できても自身のブース出展や企業ブースの売り子として出るため、コスプレ広場まで足を運べない人も多い。
「池ハロ」はコスプレイヤー自身のブースや企業出展もなく、10月に行われるので休みが取りやすいことや、気候的にも参加しやすい。池袋で開催されるためアクセスがいいのも、気軽に参加できることを後押ししている。
コスプレのしやすい環境であることや、参加しやすさが過去最多の参加者数を記録できた大きな理由だろう。ことしで10周年を迎えた「池ハロ」には、これから20年、30年と続いていってほしいものである。
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