特別番組「『オトナのための こどもディレクター』~カメラを向けたらはじめて聞けた」が、12月20日(水)23時59分より日本テレビ系全国ネットで放送される。今回、番組内でシソンヌ・長谷川忍も思わず涙した、こどもディレクターたちの取材内容の一部が公開された。


【写真】三軒茶屋で出会った3姉妹がディレクターに、ほか番組カット【8点】

中京テレビにて過去2回ローカル放送(愛知・岐阜・三重の3県)し、2023年日本民間放送連盟賞テレビエンターテインメント部門優秀賞を受賞した「こどもディレクター」。今回、特別番組「『オトナのための こどもディレクター』~カメラを向けたらはじめて聞けた」としてパワーアップし、12月20日(水)23時59分より日本テレビ系全国ネットで放送される。

普段は近すぎて、大人になればなるほど、なかなか踏み込めないのが「親子」。そんな「親子」が「ディレクターと取材相手」という関係に変わることをきっかけに、照れや気まずさを飛び越え、長年抱えていたモヤモヤと向き合い始める。テレビスタッフでは絶対に撮ることのできない家族だけの空間や映像の数々を、スタジオの斎藤工土屋アンナ、長谷川忍(シソンヌ)の3人が見守った。

東京都・三軒茶屋で出会った3姉妹(あやね・30歳、さおり・27歳、まなみ・24歳)。
両親は仕事のために日本にきた日系ブラジル人。文化も言葉も違う地球の裏側で子育てを続けたママ、「日本は大変だ!」と時折言っていたそう。

特にブラジルは家族を大事にする文化が強く、本当は会いたいはずなのに故郷の家族にも全然会えていないママ。日々の笑顔と明るさの裏で、本当はずっとブラジルに帰りたかったのではないか、と気になっているという。

番組スタッフからカメラを受け取った後、撮影されていたのはとても楽し気な長女と次女の誕生日パーティ当日の様子。パーティ後、ほっと一息をつくママに3姉妹が質問をすると、返ってきた答えは家族愛に溢れる言葉だった。


愛知県・大須商店街で出会った真菜実・26歳は小学校時代から高校時代まで反抗期がひどく約半年間にも渡って家出をするなど母親に迷惑をかけてきたという。大人になった今、当時のことは一切触れられない話題なのだとか。

今は何事もなかったかのように接してくれている母親だが、その当時どう思っていたのかずっと聞けていなかった。真菜実は番組スタッフから受け取ったカメラで取材を始めるもなかなか本題を切り出せない。

取材4日目、やっとの思いで母親に質問をしてみると、逆に母親も真菜実に当時のことをずっと聞いてみたかったのだという。番組に帰ってきたカメラに映っていたのは、当時のことをお互いの目線で話始めた二人の後悔と感謝を伝え合う姿だった。


VTRを見終わった後、シソンヌ・長谷川はこどもディレクターたちが撮影してきた、初めて見る・知らないはずの親子の物語と自分自身を重ね、自らの両親への思いに思わず涙する場面もあった。

収録後、土屋アンナは「(家族の)普段の空気感をこんな風にテレビで見ることはなかなかないと思う。そこがすごく新鮮で親子の関係の深さと、ある意味での複雑さが美しく描かれている。こんなテレビ初めてだな」とコメント。

斎藤工は「人の数だけ親子の物語があるからこそ、思いもよらなかった核心に触れられる。ドラマとは違い、画がないところや描かれない心の揺れ動きを”見たい”と思うがゆえに、どこか自分自身と重なっていく不思議な作品。
番組を見ている方も見終わった後にこそ、”始まる”のではないか」とコメントを寄せた。

収録ではまさに斎藤の言葉をシソンヌ・長谷川が体現した形となった。なお、番組では全部で4家族の物語が放送される。

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