良い人なのに好きになれないのはなぜ？『婚活1000本ノック』が描く婚活のリアル

フジテレビで放送されているテレビドラマ『婚活1000本ノック』（フジテレビ系）。1月24日(水)に放送された第2話では、南綾子（福田麻貴）がペアシート婚活で出会ったハートパイ（竹財輝之助）との恋愛に悩む姿が描かれた。（以下、これまで放送されたドラマのネタバレを含みます）

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これまでの恋愛で、外見にばかり惹かれて失敗してきた綾子。山田（八木勇征）に「これからは男の中身を見る」と宣言し、次に自分を気に入ってくれた真面目な人と付き合うことを決意する。いつものように友人の鳥羽（中越典子）とおけけ（橋本マナミ）に相談すると、鳥羽からペアシート婚活を勧められ、参加することに。

当日会場に向かうと、そこにはペアシートがたくさん並んでいた。ペアシート婚活は、男女2人で3分間会話して、どんどん相手が入れ替わっていくというもの。そんな中、綾子は顔の形がハートパイに似た男（竹財輝之助）に出会う。ハートパイは編集者で、綾子と同じ業界の人間だった。

引かれることを覚悟の上で、綾子は官能小説を書いていることを正直に話す。するとハートパイは一切引かずに、最新刊をその場で購入。さらに自分の話を笑って聞いてくれるなど、ハートパイの紳士的で優しい人柄に綾子は惹かれいた。イベントの最後に綾子がハートパイを指名すると、ハートパイも綾子を指名しており、見事カップル成立。しかし会場から出て「近いうちにお話したい」と言うハートパイの顔を見ると、青髭が目立っており、綾子は嫌悪感を覚える。

自分に好意を抱いてくれていることに感謝しながらも、どうしてもハートパイの見た目が許せない綾子。ハートパイから誘いの電話が来るが、2人で会うことに抵抗を覚え、おけけも連れて4人グループで会うことになる。食事に行くと、そこには若くてイケメンのマスクマン（ゆうたろう）がいた。マスクマンの顔とあどけなさに釘付けになる綾子だったが、山田がハートパイを勧めてくることもあり、ハートパイと二度目のデートに行く。しかし、鼻毛が出たり差し歯が飛んだりするハートパイに引いてしまう。

気持ちを切り替えて、もう一度ハートパイとデートに行く綾子。ハートパイは髪型や服装を変えて、以前よりも魅力的な姿になっていた。綾子は少しずつ好意を抱き始めていたが、やはり好きになれない。ハートパイが良い人なのに好きになれず一人で泣いていると、突然マスクマンから電話がかかってくる。

「王将に行こう」と言われ綾子が向かうと、食事を奢らされ、その流れで手を繋いでマスクマンの家へ行くことに。「またやり逃げされるかもしれない」と思いながらも、本能的に惹かれてしまう綾子。マスクマンに「ゴム切らせてるんだった。コンビニで買ってくるから先入ってて」と言われ、綾子は先に家の中に入る。マスクマンの家に入るとゴミ屋敷になっており、綾子は冷静になる。帰ってきて「俺ラージサイズじゃなきゃダメなんだけど、コンビニに置いてなくてさ。なしでもいい？」と言うマスクマンを、綾子は2024年クソ男オブザイヤーに認定するのであった。

今回の放送では、綾子が自己肯定感が低いのに相手に求めるものが高すぎる自分に悩んでいた。自分に好意を抱いてくれて人柄も良い人を好きになれず、生理的に無理だと感じてしまう。そんな綾子に対して、SNS上では共感の声が集まっていた。

どんな人に惹かれるかは人それぞれで、そこにはルックスだけでなく立ち振る舞いも含まれるだろう。綾子がハートパイに惹かれなかった理由は見た目だけでなく、彼の優しすぎる性格も原因の一つだと考えられる。紳士的な男性よりも、雑な扱いをしてくるクズ男に惹かれる女性も一定数いるのではないだろうか。果たして綾子は本能的に惹かれて、人間的にも魅力溢れる男性と出会い、結婚することができるのか。1月31日(水)に放送される第3話を楽しみに待とう。

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