2020年に現役女子大生グラドルとしてデビューし、大胆なハイレグを着用することから“令和のハイレグプリンセス”と呼ばれる林田百加。そんな彼女があふれるハイレグ愛やこだわり、そして第一人者だからこその悩みを明かしてくれた。


【写真】ハイレグ愛にあふれる林田百加の撮りおろしカット【10点】

グラビアデビュー以来ハイレグを着続け、いまや“令和のハイレグプリンセス”とまで呼ばれる存在となった。そんな林田だけにハイレグに対する思いは誰よりも強い。例えばハイレグの布は腰骨より上が望ましいのだという。

「腰元までハイレグの切れ込みがあると、個人的にはスタイルが綺麗に見えると思うんです。そう言うと『感覚がバグってるよ』と言われるんですけど、腰まで切れ込みがあった方がウエストも細く見える。でもやりすぎないようにと、常日頃から事務所の方にも言われています(笑)」

一方、ハイレグを武器にする中で最近はネタ切れが心配になってきている。

「デビューさせていただいてから光るハイレグをやったり、帯でハイレグをしたり、逆ハイレグをしたり、他にどんなハイレグがあるんだろうと思うくらいやりました。最近は雑誌の撮影でもスタイリストさんから『こういうハイレグ、もう着ているよね?』と聞かれて、申し訳なく思ったりしています。新しいハイレグ案があったら教えてくださいっていろいろな方々に言っているくらい(笑)」

巨乳や美尻をセールスポイントに考えれば、お手本となるグラビアアイドルは多い。だがハイレグを極めるグラドルは少なく、衣装の参考資料も少ない。そこはハイレグの第一人者ならではの苦労だ。

「私はむしろバストアップの写真がほぼないんですよね。
2022年に『ヤングガンガン』の表紙を飾らせていただいたときも、普通ならバストアップの写真なのに、私はハイレグの部分まで入れていただいて(笑)。多種多様なハイレグ衣装を、そうしたアングルやポーズでも楽しんでいただけたらいいなと個人的には思っています。

ハイレグはもはや市販のものだけでなく、いろんなものから生み出しています。タイトワンピースを縫って作ったもの、男性の大きめのYシャツを加工したもの、新しい写真集の『鋭角姫の帰還』ではビニール袋で作ったもの……。一歩間違えたらネタかな?みたいな衣装を、かっこよく上品に決めて写真を撮ると、すごく印象的な写真になるんですよね」

そんな林田にとって、今までで一番印象的なハイレグとはどんなものだろうか。

「いまだに言われるのは、2021年のFLASHさんでの撮り下ろしのグラビアですね。自分で衣装にハサミを入れて、どんどんハイレグにしていくんですが、自分でハイレグにしていく感じがすごく楽しくて。あれはすごかったって言われます」

ハイレグはインパクトが強い分、特に林田本人よりもハイレグに注目が集まるケースもある。ただ本人はそうした状況もあまり気にしていないのだという。

「ハイレグが好きですと言われたら嬉しいです。直接言われたことはないですけど、『あなたの顔は好きじゃないけどハイレグがすごいから見ています』と言われても、ありがたいなと思いますね」

林田のブレイク以降、ハイレグを着るグラドルも増えたように思えるが、本人にはその実感はないのだそうだ。

「取材で『ハイレグが流行っていますけど、気持ちはどうですか?』と聞かれることがあるんですけど、こちらからすると『そうなんですか?』という感じ(笑)。
でもハイレグが流行れば、スタイルがよく見える女の子が増えるので、それは喜ばしいことだと思います!」

露出度が高いハイレグを着こなしてきた林田。だからこそ露出には強いこだわりがある。

「ハイレグは布面積的にできることが限られてしまうので、どうすればファンのみんなに楽しんでもらえるのかなって言うのはずっと考えています。私自身ヌードには抵抗はないんですけど、でも私がヌードをやって楽しいのかなって。今まで私を応援してくださっている方もハイレグを見て好きになってくれていると思うし、そうしたファンの方が見たいものは私の裸じゃないんだろうなという自負があるんです」

新鮮なハイレグのアイディアを見つけるのに苦労も生まれている。けれど、林田はこのままハイレグの道をずっと進んでいきたいと話す。

「ハイレグはトレードマークでもあるので、そこはブレずにやりたい。このままハイレグを進化させていきたいなと個人的には思っています。できることならもうずっとハイレグを着ていたいんです。もちろん、また新しいことにチャレンジすることもあるかもしれませんが、基本的にはハイレグを前面に押していきたいですね」

ハイレグへの矜持を感じさせた林田は、最後に今後の目標について次のように語った。

「まずは3月に写真集が出て、4月にDVDが出るので、そこを盛り上げていきたい。あとは、ずっと演技のお仕事は変わらず挑戦したいと思っているので、そっちも挑戦したいなと思っています。
あとは私考案のハイレグ水着をプロデュースしたりも、どこかからお声がけがあればぜひやってみたいですね」

(取材・文/徳重龍徳)
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