テレビ朝日で放送されているテレビドラマ『Destiny』(テレビ朝日系)。4月23日(火)に放送された第3話では、西村奏(石原さとみ)と野木真樹(亀梨和也)が再会し禁断の恋に陥る様子が描かれた。
(以下、これまで放送されたドラマのネタバレを含みます)

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奏は大学時代の恋人である真樹が、横浜地裁で弁護士の父・野木浩一郎(仲村トオル)と言い争っている姿を見かける。その時、真樹は奏の父・辻英介(佐々木蔵之介)と及川カオリ(田中みな実)の死に関する話をしていた。真樹の言葉が頭から離れなくなった奏は、東京地検特捜部の主任検事だった英介が最後に担当していた環境エネルギー汚職事件について調べ始める。すると、検察が事件を捏造したとして英介を逮捕に追い込んだ人物が、浩一郎だったことが判明する。

英介の死とカオリの事故に、一体どんな関係があるのか気になる奏。支部長・大畑節子(高畑淳子)の助言を胸に、奏は大学時代に起きたカオリの事故についても調べることに。
奏が過去の事件を調べていると、ある日浩一郎が横浜地検にやって来る。奏は動揺しながらも冷静を装い、英介の死の真相やカオリの事故との関連を問いただす。

そんな中、奏は恋人で外科医の奥田貴志(安藤政信)と長野の実家に向かう。なんとなく結婚の報告ではないかと察した母・西村悠子(石田ひかり)は、浮かれて大はしゃぎ。しかしそんな悠子の笑顔を横目に、奏は複雑な想いを抱えていた。

その後、奏と梅田知美(宮澤エマ)が家で真樹の話をしていると、知美の夫・梅田祐希(矢本悠馬)が帰ってくる。
しかし、なぜか少し気まずそうな表情を見せる祐希。なんと祐希は、真樹を連れてきたのである。知美に問い詰められ、すぐに家を出ていく真樹を奏は追いかける。そして、奏は真樹とキスをしてしまい、再び禁断の恋に陥ってしまうのであった。

今回の放送では、奏と真樹が再会して禁断の恋に陥ってしまった。貴志がプロポーズしてくれたにもかかわらず、キスをしてしまった奏。
貴志の立場になって考えると、決して許されない最低な行為である。しかし奏の気持ちを想像すると、頭ごなしに否定することはできない。奏は12年前にお別れの言葉もなく、大好きだった真樹と突然離れることになってしまったのだ。

これまでの放送を見ていると、奏は本能的に真樹のことが好きなのだろうと想像できる。何も言わずに離れていった真樹を責めたい気持ちと、今でも好きだという気持ち。そして貴志を裏切りたくないという想いが相まって、複雑な心境になっているように見える。


貴志は誠実で真面目な良い男。しかし、それでも奏は真樹に惹かれてしまっているのだろう。奏の気持ちは理解できるが、どんな事情があったとしても、12年も音沙汰がなかった真樹を選ぶべきではないというのが筆者の見解である。貴志と結婚すれば幸せになれる可能性が高いが、真樹はまた突然いなくなるかもしれない。本当に奏のことが好きなのであれば、ずっと奏のそばにいるべきだったのではないだろうか。

次回の放送では、2つの事件の真相が明らかになり始める。
20年前の英介の死と12年前のカオリの事故死は、どのように繋がっているのか。そして、奏と真樹の禁断の恋の行方はいかに。4月30日(火)に放送される第4話を楽しみに待とう。

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