SKE48の通算26枚目のニューシングル『ソーユートコあるよね?』が1月15日に発売となった。センターを務めるのは、数多くのテレビ番組に出演する須田亜香里
アイドル生活10年を迎え、やっと念願の初センターを勝ち取った彼女に話を聞いた。
──須田さんと言えば、SKE48に入った当初、最後尾のポジションからスタートしたのはファンの間では有名な話です。そしてついに10年目でセンターに立ちました。まずはその感想から教えてください。

須田 センター……やっぱり感動します。ファンの方が本当に喜んでくれているのがすごくうれしいです。こう話しているだけで、泣きそうになっちゃう(笑)。

──センターだと聞いたときにはやはり泣きましたか?

須田 ドッキリだと思って泣きませんでした(笑)。こういうインタビューを受けていた時もドッキリだと思っていましたから(笑)。

──実際にMVも撮影しました。

須田 撮影したから本当だとは思ったんですけど、世の中に出るまで油断できませんでした。早くCDが発売されてほしくて日々焦って生きていました(笑)。
実は以前、ドッキリのようなものを経験したことがあって。『意外にマンゴー』(21枚目のシングル)のときに一度個室に呼ばれて、レコード会社の方に「須田ちゃん、いつも頑張ってくれてありがとう」「今回のシングル、実はセンターが変わります!」と言われたんです。でも続けて「次のセンターは小畑優奈です」と言われて。えっ!? なんで私に言ったんだろうって(笑)。その流れでセンターが変わりますって言われたら、期待しちゃいますよね。

──それはドッキリだったんですか?

須田 いえ、違います。言葉の順序を間違っただけみたいで、先にセンターが変わることを言えばよかったのに、私への感謝の言葉を先に言ってしまったみたいで。ただ、スタッフさんには、いまだにあのときは目が期待してたって言われます(笑)。でも、そういうのがあったから、今回、ドッキリかなと思いました。

──ご自身がセンターに選ばれた意味については考えましたか?

須田 最初は私でいいのだろうかと戸惑いもありました。でもこの1年、2年、いろいろな番組に出させていただけたのは自分でも自信になりましたし、テレビで私を知ってくださった方にSKE48がどういうグループか知ってもらえるチャンスだと思っています。

──MVで実際にセンターに立ってみてどうでしたか?

須田 うれしかったですね。
(2013年に)初めてチームKIIの曲『2人だけのパレード』でフロントに立たせていただいたんですが、ちょっとパニックになってしまったんです。前に人がいないことで、振りが分からなくなってしまって。練習したはずのことができなくて、涙が止まらなくなったんです。でも、過去にそういう経験をしていた分、覚悟はできていました。2018年にも代役で『いきなりパンチライン』(23枚目のシングル)のセンターに立たせてもらったりとか、少しずつですが、自分がセンターに立つ景色を想像してきたので、今回、前に立っても自信を持って楽しくパフォーマンスすることができています。

──後輩たちにはどんな背中を見せたいですか?

須田 「ポジションは関係ない」ということを感じてもらえたらいいなと思います。デビュー当時、端からスタートした私がセンターになれたのは、私だからできたことではなく、誰にでもできることなんだって思ってほしいですね。その上で、端だからとか、画角に入っていないからではなく、一生懸命やってほしい。その画面に映らない一生懸命さを見ていてくださる方がいて、それがチャンスにつながることもあるから。可能性を広げるのは自分次第だと思うんです。だからどのポジションにいても諦めない、一生懸命やる姿勢を大切にしてほしいです。

──振り付けはDA PUMPのTOMOさん、U-YEAHさん、KENZOさん、DAICHIさんさんだとか。


須田 はい。誰もがマネしたくなるようなキャッチーなダンスになっています。今回、DA PUMPの4名の皆さんの振り付けだからMVを見てみたいと思ってくださる方もたくさんいるだろうし、テレビで“タレント須田亜香里”を知ってくださって「あの子が10年目にして初めてセンターに立つらしい」とMVを見てくださる方もいると思うんです。そういう意味で、いろんな形で外に向かってアピールできるシングルにできたらいいなって思っています。

▽SKE48 26thシングル『ソーユートコあるよね?』
1月15日(水)発売
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