2016年に独自のカルチャーを生み出す「原宿」のように「天晴れ!」なKAWAIIカルチャーを創造し、世界に発信していくとして結成された天晴れ!原宿。今年3月8日のワンマンをもってオリジナルメンバーの成実みくが卒業し、グループとしては体制変更に伴う“充電期間”に突入する。
そんな彼女たちに、現体制ラストシングルの聴きどころを直撃した。
──オリジナルメンバーでもある成実さんは、どうして卒業を決心したんでしょうか?

成実 自分の中では去年の高校卒業前くらいから、ずっと考えていたんです。ただ6月7日にZepp DiverCity TOKYOでワンマンがあって、そのまま夏の活動に入るので、大事な時期に卒業を伝えるのは良くないなと。それで夏が終わってからメンバーに相談して決めました。

──成実さんの卒業を予想していた人はいましたか?

朝比奈 全然です。最後まで辞めないメンバーだと思ってました。その後、冗談気味に何回か「本当に辞めるの?」って聞いたんですけど、決心は固かったので止めなかったです。

──現在、「桃色担当後継者オーディション」を開催していますが、成実さんはどんな後継者がいいですか?

成実 何事も頑張る子で、今のメンバーが持ってない何かを持っていてほしいです。

──2月14日に、現体制7人でのシングル『ギミギミダーリン』をリリースします。収録曲の聴きどころは?

朝比奈 初のバレンタインソングで、大人の女性をイメージしたパフォーマンスに注目してほしいです。

成実 カップリングの『ホットラブウィンター』は一途で純粋な女の子の曲で、可愛い表情や動きを意識しています。

朝比奈 同じく『決勝戦はエブリデー』はアイドルをやっている人の心情を描いていて、歌詞の意味が分かるとよりエモい曲です。


──最後に今年の目標を1人ずつお願いします。

朝比奈 今は20歳になるので精神面的に大人になりたいです。今はまだ子供なので(笑)。

成実 親孝行をしたいです。天晴れ!原宿を卒業したら時間ができるので、京都あたりまで旅行に連れて行ってあげたいですね。

工藤 遅刻をしない! 遅刻常習犯ってわけじゃないんですけど時間を守りたいです。

永堀 話すことは好きなんですけど、あまり得意ではないので、自分から積極的に話せるようになりたいです。

七瀬 今までは「これを言ったら、この人はこう思うだろうな」ってことを考えてから話すようにしていたんです。でも、そうやって物事を考えるのは大変そうだからやめた方がいいってメンバーに言われることが多いので、今年は良い意味で適当に、気楽に行きたいです。

藍井 去年12月の誕生日に親からエレキギターを買ってもらったので、それを極めて、いずれはライブでも披露したいです。

藤宮 みんなとテイストが違うんですけど、もふもふのネコになることです(笑)。ずっとネコになりたいと思っていて、去年なれなかったので今年こそはなりたいなと。
ファンの方から「最近もふもふしてきたね」って言われることがあるので可能性はあるんじゃないかなと(笑)。

成実 あと、この7人で最後のシングルになるのでウィークリーで1位を獲りたいです!

(取材・文/猪口貴裕)
▽天晴れ!原宿(あっぱれはらじゅく)
朝比奈れい、成実みく、永堀ゆめ、七瀬れあ、藤宮めい、藍井すず、工藤のかによる7人組アイドルグループ。2016年に世界中のKAWAIIを取り入れ、独自のカルチャーを生み出していく「原宿」のように「天晴れ!」なKAWAIIカルチャーを創造し、世界に発信していくと称して結成された。卒業と加入を経て、2018年より12月に現体制で活動中。2020年3月8日の成実みく卒業に伴い、体制変更に向けて充電期間に入る。
Twitter:@appare_harajuku
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