近年、話題を呼んでいる若手ラッパー・ピラフ星人。フリースタイルラップの上手さやキャッチーな楽曲で注目を集めており、2024年10月にリリースした「ピラピー」はTikTok楽曲チャートで1位、同年12月にリリースした「Knock Knock」はBillboard JAPANのTop User Generated Songsにチャートインするなど、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いである。
SNSを日頃からチェックしている方なら、一度は見たことがあるのではないだろうか。

【画像】飛ぶ鳥を落とす勢いの若手ラッパー・ピラフ星人

ピラフ星人はSNSを見事に使いこなしているZ世代のラッパーだ。TikTokフォロワー57万人、Instagramフォロワー14万人、YouTube登録者29万人(2025年1月時点)と凄まじい影響力を持っている。

SNSのフォロワー数が多くても集客に苦戦するアーティストは多いが、ピラフ星人の場合は集客力もある。3月に渋谷WWWで開催予定の1stワンマンライブは、情報解禁から1日も経たずに全てのチケットがソールドアウト。渋谷WWWはキャパシティ最大500名ほどで、若手アーティストにとっては登竜門のようなライブハウスだが、1stワンマンで即日完売というのはそうそうあることではない。

ピラフ星人は“ネタラッパー”と自称しており、角付きのキャップとサングラスがトレードマークの見た目からもそういった印象を抱いている人も多いかもしれないが、その音楽性の高さとセンスの良さはまだ十分に伝わっていないのではないかと筆者は思う。

先日リリースされた1stアルバム『Dream Taxi』は2step、House、Trapといったジャンルを取り入れつつ、全体的にキャッチーかつ明るいサウンドで、SNSユーザーから音楽ファンまで幅広い層にアプローチできる仕上がりとなっている。

特にリード曲「Dream Taxi」は赤裸々なリリックとメロディアスな歌、そしてダンサブルかつハイクオリティなトラックが見事な1曲。1月末のSpotify Japan 急上昇チャートにもランクインしており、ここからさらに大きな広がりを見せていくことが予想できる。

今回は話題のラッパー・ピラフ星人を紹介した。ラップスキル、高い音楽性、人気を兼ね備えた彼は、昨年楽曲「Bling-Bang-Bang-Born」で一気に世界に名を広めたCreepy Nutsに続くHIP HOPスターになる可能性が高い。


今やヒットソングを生み出すにはSNSが欠かせない時代となったが、デジタルネイティブ世代のピラフ星人は今後もバイラルヒットを生み出していくだろう。今後の活動にも注目していきたい。

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