【写真】5作連続メインメンバー、八木仁愛の撮りおろしカット
──3月22日からは、僕が見たかった青空にとって初めての全国ツアーが始まります。
八木 全国6か所を回るんですけど、全公演セットリストが違うので、各地で違うカラーの僕青を見せられるかなと思います。音と照明とダンスがリンクする「ダンスインター」を披露することが決まっているので、楽しみにしていただきたいです!
──2024年最後のワンマンライブとなる配信ライブ「僕が見たかった青空ワンマンライブ ~2024青春納め~」では過去最高難易度のダンスインターを披露し話題を呼んでいましたし、楽しみですね。
八木 年明けにあった2泊3日の合宿からさっそく練習が始まったんですけど、体力的にも精神的にも鍛えられましたね。
ダンスだけじゃなくいろいろレッスンがあったんですけど、一番印象に残っているのは、演技レッスンです。パフォーマンスをする上で必要になってくるので、メニューに加えられたんですけど、胃が痛くなりそうでした……。
──どんな内容でしたか?
八木 自分の好きな曲の歌詞を感情込めて朗読するんですけど、私はクリープハイプさんの『二十九、三十』という曲を選びました。まず「自由に読んでみて」と言われたものの、正面には先生がいらっしゃって、両サイドからはメンバーが見ているという状況で……緊張しましたね。まるでオーディションを受けているような気持ちになりました(笑)。でも、周囲を気にしたら「負ける」と思ったので強気で臨みました。デビューしたての頃だったら難しかったと思います。
──1年半で精神的にも成長したんですね。
八木 度胸はついたかな。でも、先生の登場の仕方には驚きました(笑)。
──というと?
八木 ダンス&ボーカルの先生も演技指導の先生も、「私は残念です」からレッスンが始まったんです。これまで教えていただいた先生にはいなかったタイプだったので、ビックリしました。もしデビュー前の合宿でこのくらい厳しい先生と出会っていたら、心が折れていたかもしれない。でも1年半たった今では「何を言われても動じないぞ」という気持ちでいられました。
──それもまた経験ですね。
八木 はい。厳しい指摘だったのですが、しっかり受け止めていきたいです。この活動をしていると、自分なりのこだわりが出てくるじゃないですか? それぞれ自己肯定感は低いけど、自己愛は強いので。だからといって、これまでやってきたことがすべて正しいとは限らないから、気づかせてもらえることは大事だなと思います。
──八木さんが今回の合宿で習得したことはなんでしょうか?
八木 思い切りです。
私だけじゃなく、「あなたはここが足りてない」とハッキリ伝えてもらえたので、それぞれの課題が見つかったのもよかったんじゃないかな。あとは、その子がどう解決していくか、です。
──そしてその経験を全国ツアーにどう活かすか、ですね。
八木 合宿で見つかった課題をツアーまでにどう向き合うかが大事になってきます。きっと、観に来てよかったと思ってもらえる楽しいツアーになるはずです。ぜひ、多くの方に観に来てほしいです!
──最後に、全国ツアーで楽しみにしていることを教えてください!
八木 各地で美味しい食べ物をみんなで食べることです! 私は特に広島で揚げもみじまんじゅうが食べたいです(笑)。
(取材・文/犬飼華)
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