元テレビ朝日社員の玉川徹氏が7月4日、コメンテーターを務める情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」(同局系)に出演。7月20日に投開票が行われる参院選に関連して、日本の景気について私見を述べた。


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番組では参院選に向けたANN世論調査の結果を伝え、最も重視する政策では「景気・物価高対策」が71%でトップだった。

これを受けて玉川氏は「政治側が国民に媚びているのではないかという感じがすごくする」と切り出し、「景気・物価高対策というけども、物価は安いほうがいいでしょ、そりゃあね。景気もいいほうがいいでしょ。だけど、物価にしても長い間デフレがずっと続いていて、政治の世界が〝デフレからの脱却〟とずっと言っていた。それがインフレになったとたんに〝インフレ、ヤバいヤバい〟と言って、〝カネ配ります〟と言って、なにかおかしいなと」と疑問を呈した。

続けて「景気も2020年を底に今ずっとプラスです。だから、今、景気は悪くない。景気が悪くないときに、景気の問題だと言ってお金を求めたりするというのも、これもどうだろうと、僕は思う。じゃあ、ずっとお金を配ったり、減税したりしなきゃいけない、という話になると思う」と景気・物価高対策に疑問を投げかけた。

さらに「我々有権者も本当はそこを求めているのか。求めている人はいますよ。求めている人はいるけど、もっとほかのものを本当は求めているのではないかと僕は思いますね。
そういうふうなところを汲み取って、政治側が選択肢を提示しなければ、いつまでたっても目先のことしか政治は提供しない、国民も求めないという状態が続いて、このままだとジリ貧かなと思う」と述べた。

玉川氏の発言について、ネット上では《たしかに税収は増えてるけど景気はよくないだろ》《玉川さん、都内高級タワマン暮らしの独身貴族の目には庶民の苦しい暮らしぶりは映らない模様》《テレビに出ている人たちの景気がいいことはわかりました》などと多くの反論が上がっている。

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