【関連写真】古舘伊知郎が『報ステ』時代の“年収”に言及
元タレントの中居正広氏とフジテレビ元社員をめぐる一連の問題を受け、フジテレビは8月28日、港浩一前社長と大多亮元専務に対し、2人合わせて50億円の損害賠償を求め、東京地検に提訴した。
これについて古舘は「フジテレビの社長だった港さん、それから専務だった大多さん、この2人に50億円訴訟。この背景に一体何があったのかという話、今後のために是非したい」と切り出した。
今年の6月30日までにフジテレビが被った損害額は約453億円と説明した後、古舘は「この損害額から計算して数字を出すと50億円。そういう立て付けになっている。でも誰もが思うよね。所詮雇われ役員だから50億円も払えるわけがないでしょ」と語った。
さらに「これは専門家がいち早く言っているように、大きい会社になると、会社役員損害賠償責任保険というものがちゃんとあって、会社が加入していると。それは企業防衛の意味もある。第三者とか外部から訴えられたときに困るから、そういうときのためにちゃんと保険に入っておく」と説明した。
続けて「所詮言ってみれば、税金対策、節税対策というところもあるわけで、大きい会社のフジテレビは入っているに決まっているから、それで賄うだろうと。2人が払えるわけないんだから」と言い、「そうやって考えるとマッチポンプみたいでおかしな話で、外部じゃなくてフジテレビが50億円で賠償請求して訴え出て、それをフジテレビが役員にかけていた保険金から賄われるというのは何なんだろうね。
【あわせて読む】金子恵美氏、フジテレビ前社長らへの“50億円賠償請求”に見解「社会と株主へのメッセージ」