6月7日(土)に行われるライブをもって、アイドリング!!!を卒業する25号・後藤郁。その旅立ちを前に、親友であり、共にアイドリングNEOに参加した伊藤祐奈との友情インタビューを実現。
ゆうかおコンビの〝絆対談〟をお送りする。 ――アイドリング!!!4期生で学校でも同級生。特に2人は仲がいいようですが、お互いにどこが好きなんですか? 伊藤 真逆なところ(即答)。性格も、すべてが逆だなって思います。だからこそ、合うんです。 ――磁石のS極とN極のようなものなんですかね。 伊藤 ですね。ファンの方からも、私と郁の気が合っているのがわからないってよく言われるんです。確かに、考え方が1個1個違うし、ひとつの物事に対して、私がある見方をしていたら、郁が全然違う視点で捉えていたり。私は「こんな考え方もあるのか」って思う。その、考え方の違いをお互いに批判したりはしません。そういう関係で話ができるのは、私には郁しかいなくて。
だから、何もかも、ぜんぶ話すことができる相手なんです。 後藤 私は元々、大勢の人と同じように付き合うのが苦手ではあるんですが、中でも祐奈と一緒にいると、ヘンな気を遣わずに自然でいられるんです。なので、感謝してます(笑)。 ――いつから、そんな関係になれたんですか? 後藤 4期生で入ったときから、ではないよね。 伊藤 帰ってきてからだよね。  後藤は、2011年4月から活動を一時休業していた。期限に関して、特にアナウンスはなかったが、8月に行われた『TOKYO IDOL FESTIVAL 2011』での復帰が、地上波で放送された番組『アイドリング!!!』内で発表された。リハーサル室にメンバーが集められる中、大きな箱が運ばれ、中から後藤が現れるというサプライズ演出に驚きを見せたメンバーだったが、すぐさまアイドリング!!!一流の「あれ、いままでいなかったんだっけ?」という切り返し。そんな中、伊藤だけは喜びのあまり涙を流していた。 ――後藤さんが箱から出てきたときの、伊藤さんの涙が印象的でした。 伊藤 なんで泣いたんですかね(笑)。嬉しくて、自然に涙が出て。
後藤 そのとき、やっぱり祐奈だなって思ったんですよね。それからお互いに一気に惹かれていったんです。 ――2人の友情というのは、どういうところで確認ができていますか? 伊藤 う~ん……お互いに、本気で怒れるところかな。元々、考え方の違いは理解した上で、それでもホントに「それは違うよ!」と思うことがあれば、しっかり話し合ったり。 ――それは、アイドリング!!!の活動面で? 後藤 それもありますけど、プライベートでも。私はよく怒ってもらってるほうかな(笑)。逆もあるんですけど、やっぱり、私のほうが、ふわっとしていたり、ちゃんとすべきところで出来ていないことが多いので、そういうときにガッツリ怒ってもらったり。 伊藤 めっちゃ覚えているのは、高校2年生のときの出席について。私が舞台のお仕事が入っていた日に、1限目だけでも出ようと思って、郁と「学校で合おうね」って約束していたんです。でも、郁はいなくて、電話をしても全然でなくて。結局、寝ていたんです。前の日が大変で疲れていたことも、その日の授業は休んでしまっても取り返せたことも分かってましたけど、だからって休んでいいということではないじゃないですか。
舞台の現場に行って、そこは地下で電話が繋がらなかったから建物を屋上に出て、そこから電話で、強く、郁を怒りました。それで、2人で号泣です。 後藤 あのときは、「祐奈には一生、頭が上がらないな」って反省しました。これからも上がらないかな(笑)。 ――2人で遊ぶときって、何をするんですか? 後藤 祐奈の家に行くことが多いですね。 伊藤 ママがご飯を作っていて、郁に「フライ揚げる?」って聞いたことがあるんですけど、全然、手伝わないんですよ(笑)。 後藤 〝くれる〟という意味の「あげる」だと思って、「はい」って返事して待っていたら、「揚げる」という意味でした(笑)。 ――いやあ、普段から周囲を〝ヘンな空気〟にしてるんですね(笑)。 後藤 ちょっと、違いますよ~(笑)。 伊藤 スベってるぅ~(笑)。 ――ともあれ、グループを卒業しても2人の友情はずっと続くと。 伊藤 ずっと続きます! 後藤 続きます。
私たち、兄弟みたいなものです。 伊藤 そう。姉妹じゃないんです!
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