北海道電力は9月25日、ダイイチおよびHARE晴れと、太陽光発電によるオフサイトPPA(電力販売契約)を締結したと発表した。ダイイチの店舗へ再生可能エネルギーを供給することで、年間約320トンのCO2排出量削減が見込まれるという。


○取り組みの概要

オフサイトPPAとは、発電事業者が電力需要地とは別の場所に再生可能エネルギー発電設備を設置し、小売電気事業者が電力系統を経由して発電した電力を特定の顧客に供給する契約形態のこと。

今回の取り組みでは、HARE晴れが北海道恵庭市に設置した太陽光発電所(出力約480kW)で発電される年間約60万kWhの電力を、電力系統を通じてダイイチの店舗などに供給する。北海道電力がオフサイトPPAの仕組みを活用し、供給者と需要者を結ぶ形となる。

なお、北海道電力とHARE晴れによるオフサイトPPAの導入は十勝地域で初めてとされる。3社は今後も協働で長期的に地域の脱炭素に取り組み、「ゼロカーボン北海道」の推進に貢献していくとしている。
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