スマートウォッチ市場を切り開いた「Pebble」ブランド創業者、エリック・ミジコフスキー氏が率いるCore Devicesは12月9日(米国時間)、指輪型ウェアラブルデバイス「Pebble Index 01」を発表した。現在市場で主流となっているヘルスケア機能搭載のスマートリングとは一線を画し、Index 01は「脳の外部メモリ」を標榜する音声メモ専用デバイスとなっている。
Index 01は、幅を持たせたステンレス製リングに物理ボタン、マイク、Bluetoothモジュール、メモリ、電池を内蔵する。特徴は非常にシンプルであること。音声メモ専用の単機能デバイスであり、充電の手間も取り除いた。
音声録音は、リング上の物理ボタンを押しながらマイクに向かって話すだけである。指を離すと録音が終了する。記録された音声データはBluetooth経由でスマートフォンの専用アプリ(iOS/Android対応)に転送され、端末内で動作する言語AIによりテキスト化される。さらに内容が自動的に分類され、「ノートに追加」「リマインダーの作成」「タイマー設定」などの適切なアクションに振り分けられる。
ミジコフスキー氏は公式ブログで、「ふとしたアイデアや記憶は、すぐに記録しないと忘れてしまう。そうした思考を逃さず捕まえるためのデバイスである」と述べている。自転車に乗っている時や皿洗い中などスマートフォンを取り出せない状況でも、指元のボタンを押すだけで即座に記録できるデバイスを実現した。
また、プライバシーを重視した設計となっており、スマートフォンとの通信は暗号化され、録音データのテキスト化や解析、分類などの処理はすべてスマートフォン内でローカルに行われる。
○充電不要、バッテリー寿命は約2年
Index 01には充電ポートが存在しない。内蔵する酸化銀電池により、1日あたり10~20回程度の短いボイスメモの記録で約2年間使用できる。バッテリー消耗後はメーカーへ返送し、リサイクルする仕組みとなる。充電式としなかった理由について、同社は「充電回路や専用充電器を用意するよりも、小型化とコストの両面で利点がある」と説明している。
○拡張性と「ハック」の推奨
シンプルさを追求する一方で、Pebbleブランドの伝統といえる技術愛好家向けの拡張性も確保されている。Index 01は「MCP(Model Context Protocol)」に対応しており、例えば書き起こしたメモをNotionのノートに直接保存するなど、開発者が自由に機能を拡張できる余地が残されている。











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