Appleが12月12日(現地時間)にリリースしたMac向け「macOS Tahoe 26.2」の中で、複数のMacを束ねて利用できる「RDMA over Thunderbolt」機能が新しく搭載されたようだ。

Macでは独自に開発したApple Siliconチップを搭載した製品を主力シリーズとして展開しており、メモリをチップ全体で共有するUnified Memory技術の採用も特徴。
一例としてMac StudioのM3 Ultra搭載モデルでは512GBものメモリを選択できるため、構成によっては極めて大きなメモリをGPUやNPUで活用することもできる。推論用途では高速なインタフェースで接続された大容量メモリが処理速度に影響するため、MacでのローカルAI活用に役立てられると目されてきた。

今回、さらに複数のMacを「RDMA over Thunderbolt」で相互に接続し、Apple製品向けフレームワーク「MLX」でのトレーニングに役立てられるようになったという内容。Macが搭載するThunderboltインタフェースを活用しており、比較的安価かつ高性能なAIクラスターの構築に役立てられるという。
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