JERAとENEOS Powerは11月6日、JERAが進める袖ケ浦火力発電所新1~3号機建設計画のうち、新1・2号機について、共同開発および運営に関する実施合意書を締結したと発表した。これまではJERAが計画を検討してきたが、ENEOS Powerが参画することで、両社のノウハウやリソースを共有し、事業価値の向上を目指す。


○2026年度中に合弁会社を設立、2032年から順次運転開始へ

両社は2026年度中を目途に、事業の実施主体となる合弁会社を設立する。出資比率はJERAの100%子会社であるJERAパワーインベストメント合同会社が66%、ENEOS Powerが34%となる。

建設予定地は千葉県袖ケ浦市中袖2-1。新1・2号機はそれぞれ約87万kWの出力を持ち、2基合計で約174万kWの発電規模となる。燃料にはLNG(液化天然ガス)を使用し、発電方式にはガスタービンコンバインドサイクル方式を採用。発電端熱効率は約64%(低位発熱量基準)を見込んでいる。

運転開始は新1号機が2032年、新2号機が2033年を予定する。将来的には水素やCCS(二酸化炭素の回収・貯留技術)の利用も視野に入れており、高効率な発電設備の導入によるCO2排出量の削減など、環境負荷の低減も図る方針だ。

なお、JERAの袖ケ浦火力発電所新1~3号機建設計画では、新3号機の運転開始を2041年に予定しているが、今回の共同開発・運営の対象には含まれない。
○編集部メモ

袖ケ浦火力発電所では、既存の1~4号機を段階的に廃止・撤去し、新1~3号機を建設するリプレース(設備更新)計画が進められている。新しい発電設備は1基あたり約87万kW、3基合計で約261万kWとなる計画。JERAは2026年7月、環境影響評価法に基づき、この建設計画に関する環境影響評価方法書を経済産業大臣に届け出ている。
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