LIXILは、3月8日の「国際女性デー」に向けて、30~60代の女性800名を対象に「フェムケアと入浴に関する意識・実態調査」を実施ました。

■フェムケアへの関心が高い30~40代、セルフケアへの意欲の高さも浮き彫りに

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今回の調査ではまず、「フェムケアへの関心」を尋ねました。

すると、全体では4割以上が「関心がある」と回答。特に30代と40代では、「非常に関心がある」と答えた人が他の世代に比べて多くなりました。

女性800人に聞いた! みんなが抱える「フェムケア」のお悩みって?

そして、「フェムケアに関する悩み」について聞いたところ、全体では「冷え」と回答した人がトップに。年代別では、30代で「月経に関する身体的・精神的な悩み」との回答が多くなり、40代・50代では更年期で悩んでいる人がトップとなりました。

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さらに、「フェムケアに関する悩みの解消策として行っていること」を聞いたところ、どの世代も「十分な睡眠時間を確保する」「食生活の改善、バランスの取れた食事を心がける」「毎日湯船に浸かるようにする」という回答が上位3位に入りました。

そのほか、「何らかのアイテム・グッズの活用」や「通院」といった選択肢も、提示した多くの解消策に対して10%前後が回答しており、女性の多くは「自身の抱える悩みに対してセルフケアを行いたい」と考えていることがわかります。

■30代で約45%が「浸かりたくても浸かれない/浸からないことがある」

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続いて、「湯船浴(湯船に浸かる入浴方法)に関する悩み」についても質問を行いました。「湯船浴をしたいけれどできないことがあるか」という質問に対しては、特に30代で「浸かりたくても浸かれない/浸からないことがある」との回答が45%近くに達しました。

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また、「湯船浴に対して感じている不満」について聞いたところ、全世代で「光熱費がかかる」というコスト面での不満がトップに。次いで「浴槽を洗うのが面倒」「お湯をためるのが面倒」と湯船浴の準備に対する不満が上がりました。

ここで特筆すべきは、30代・40代の回答結果です。30代では「ゆっくり浸かる時間がない、忙しい」という回答が他の項目よりも有意に多くなり、また、30代・40代では「生理中は入りにくい」という回答も多くなりました。

■日々の忙しさで、30~40代の女性はセルフケアが行えていない状況が明らかに

今回の調査回答者における、同居家族の状況と職業は下図のとおりです。

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今回の調査における回答者は、特に30~40代で有業率が高く、30代では未就学児を子育て中の人が、40代では小学生~高校生の子どもを育てている人が多くなっています。

回答者の属性と回答内容を考慮すると、今回の調査結果は、セルフケアの一環として「湯船にゆっくりと浸かる入浴方法」をとりたいと考えているものの、家事や育児、仕事などの日々の忙しさによって湯船浴ができない状況になっていることがわかります。

また、フェムケアで扱われるテーマのひとつである「生理」に関しても、湯船浴を妨げる要因になっていることが改めて明らかになりました。

■【調査概要】

タイトル:フェムケアと入浴に関する意識・実態調査

期間:2024年2月19日~2月21日

対象:30~60代女性/有効回答数:800件/地域:国内全域

方法:アンケートフォームを使用したオンライン調査/実施機関:LIXIL

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