知らない人からのメッセージにお悩みの方は、LINEの「メッセージ受信拒否設定」がおすすめです。
メッセージ受信拒否設定とは、友だち以外からのメッセージを拒否することで、知らない人からの突然のメッセージが届かないようにする便利な機能です。
今回の記事では、LINEのメッセージ受信拒否設定の設定方法やメリットについてご紹介します。知らない人からの友だち申請や迷惑メッセージに困っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
LINEのメッセージ受信拒否設定とは
LINEのメッセージ受信拒否設定とは、知らない人からのメッセージを拒否する設定です。
友だち登録をしていない人からの突然のメッセージに困っている方や、何度も着信がくるなどの悪質なユーザーに悩んでいる方は、メッセージ受信拒否設定をすることで解決できます。
ここではLINEのメッセージ受信拒否設定とはどのような機能なのか、受信拒否設定の効果やブロックとの違いなどについて解説します。
「友だち」以外からはメッセージを受信しない
LINEのメッセージ受信拒否設定をすると、友だち以外からのメッセージを拒否できるようになります。
LINEでは、相手が自分のことを友だち登録していれば、自分が相手を友だち登録していなくてもこちらにメッセージが届くしくみになっています。
しかし受信拒否設定をすることで、自分が友だち登録をしていない人からのメッセージを完全に拒否できるのです。
LINEで友だちになりたくない相手からのメッセージを防ぐことができるので、自分の友好関係の広がりを管理するのにも便利です。
スパムなど迷惑メッセージ対策に効果的
この機能は、スパムや迷惑メール対策に有効とされています。
ID検索を使って知らない人が自分のIDを見つけたり、同じグループにいる人が勝手に友だち登録したりと、面識のない人からコンタクトが届く可能性がLINEにはあります。
また、スパムアカウントと友だちになり怪しい広告などをクリックしてしまうと、個人情報や連絡先などの情報が流出してしまう恐れがあります。
通報やブロックをすることで対策はできますが、あらかじめ受信拒否設定をしておくことで、関わりをもたないよう予防できるので安心です。
受信拒否とブロックとの違い
受信拒否設定は、友だち追加をしていない人からのメッセージにのみ有効です。
メッセージを受信したあとや友だち追加のあとに拒否したいと思ったときは、ブロック機能を使うことになります。
ブロックされた人も受信拒否設定は適用される
受信拒否設定では、非表示削除やブロック削除で削除した友だちも適用になります。
非表示削除とは、相手を非表示にしたあとで友だちから削除することをいいます。またブロック削除とは、相手をブロックしたあとで友だちから削除することです。
一度削除をすると友だち登録が解除されている状態になるので、受信拒否設定が適用されます。
こちらが友だち削除をしていても相手が自分のことを友だち登録している場合、相手は自分にメッセージを送ることができます。しかしそのメッセージは受信されず、相手の一方通行になってしまうため注意が必要です。
LINEでメッセージ受信拒否するとどうなる?
メッセージ受信拒否の設定後に、使い勝手がどう変わるのか気になりますよね。
拒否したことは相手に伝わるのか、受信拒否したメッセージは後で確認できるのかなど、受信拒否するとどうなるのか解説します。
受信拒否していることは公開されない
受信拒否設定をしても、そのことについては一切公開されません。誰かが自分のLINEアプリをひらいて中身を確認しない限り、受信拒否設定が知られることはないでしょう。
そのため、周りの目を気にせずに自分の判断で設定できます。
メッセージは届かず「未読」に
メッセージの受信拒否設定をすると、友だちに追加していない人からのメッセージは自分に届かなくなります。
メッセージを送信した相手側の画面はどうなっているかというと、通常どおりにメッセージを送信できているため、いつまでも「未読」の状態になります。
メッセージを送信した相手は、あなたにメッセージがきちんと送れていないのか、未読のまま放置されているのか、あるいはブロックされているのかといった判別ができない状態になります。
友だち追加以前に送ったメッセージは見れない
友だち追加以前に相手が送ったメッセージは、自分には届かないので見ることができません。その後、相手を友だち追加したとしても、追加する前の相手からのメッセージは見られません。
送った相手側のトーク画面にのみ履歴が残り、自分には残らないという点に注意しましょう。
通話はできない
メッセージ受信拒否設定は、メッセージだけでなく通話も同じように拒否できます。相手が自分に電話をかけることはできますが、着信の知らせが自分には届かないため、発信音が鳴り続ける状態になります。
グループの招待は送れる
メッセージの受信拒否設定の状態で、友だち登録をしていない相手であっても、グループの招待は受け取ることができます。
招待が送られた場合「拒否」「参加」「通報」というボタンが表示され、グループに入るかどうか選択が可能です。
拒否グループの招待を拒否する
参加グループに参加する
通報グループの参加を拒否し、運営に通報する
グループへの参加を拒否した場合でも、相手に拒否した通知がいくことはありません。もし知らない人から招待が来た場合、拒否をすれば相手との関わりは防ぐことができます。
何度も招待がくるなどの悪質な迷惑行為があった場合は、LINEの運営に伝えるため「通報」を選択しましょう。
LINEでメッセージ受信拒否する方法
ここまでLINEのメッセージ受信拒否設定の機能についてご紹介しました。受信拒否設定の方法はとても簡単で、誰でも気軽にできます。
ここからは、LINEでメッセージ受信拒否をするための設定方法をご紹介します。
受信拒否設定の手順
受信拒否設定の手順は次のとおりです。
LINEホーム画面にある左上の「設定マーク」をタップする
LINEをひらき、ホーム画面の左上にある設定マークをタップします。
「プライバシー管理」をタップする
設定画面にある「プライバシー管理」をタップします。
「メッセージ受信拒否」をオンにする
プライバシー管理画面にある「メッセージ受信拒否」をオンにします。これにより、友だち登録をしていない人からのメッセージを受信拒否できるようになりました。
受信拒否設定を設定できない時
LINEのメッセージ受信拒否設定ができないという方や、設定をしたにも関わらず、友だち以外からのメッセージが届くなどの問題が起きている場合は、次の方法を試してみましょう。
POINT
順番に解説していきます。
LINEを再起動する
受信拒否設定をした直後だと、LINEアプリの不具合で設定が反映されていない可能性があります。LINEアプリを終了させ、もう一度起動し、設定が反映されているか確認してみましょう。
LINEをアップデートする
LINEが最新の状態かどうか、App Storeで確認してみましょう。アップデートがされていないと使えない機能があったり、アプリが正常に動かなかったりすることがあります。
端末を再起動する
端末を常に起動させたままにしていませんか?スマートフォンはたまに再起動が必要です。端末を再起動することで、アプリの設定がきちんと反映されることがあります。
LINEの運営に問い合わせをする
上記の方法で直らない場合は、LINEの運営に問い合わせてみましょう。LINEのアプリ自体に問題があるのかもしれません。同じように多くの人に不具合が発生していることも考えられます。
LINEでメッセージ受信拒否を解除する方法
環境が変わり、新しい出会いが増える時期などには、受信拒否設定があるとかえって不便に感じるかもしれません。自分で自由に切り替えができるよう、解除する方法も確認しておきましょう!
受信拒否解除の手順
受信拒否設定の解除の手順は、さきほど解説した設定方法と同じです。
LINEのホーム画面の左上にある「設定マーク」をタップし、「プライバシー管理」をタップします。そして画面に表示される「メッセージ受信拒否」をオフにすることで解除できます。
上記のような画面になっていれば、設定の解除ができています。ワンタップで簡単にオンオフができるので、自分の使いやすいタイミングで切り替えましょう!
受信拒否設定の解除後に迷惑メッセージを受信した場合は「ブロック」をすることで防ぐことができます。
受信拒否設定を解除できない時
LINEの受信拒否設定の解除ができない・反映されないという方は、さきほどの「受信拒否設定を設定できないとき」と同じように、次のことを確認してみましょう。
POINT
上記の手順のように、まずはLINEやOSに不具合が起きていないか確認してみましょう。どうしても設定がされない場合は、LINEの運営に問い合わせてみてください。
LINEでメッセージ受信拒否している人と友だちになる方法
LINEでメッセージ受信拒否設定をしているときでも、友だち登録をすることができます。ここではメッセージ受信拒否設定のまま、友だち登録をする方法をご紹介します。
直接LINE交換する
メッセージ受信拒否設定のまま友だち登録するには、直接会ってLINEを交換するのが簡単です。QRコードの読み取りを使うことで、メッセージのやりとりなしで友だち登録することができます。
友だち経由でLINE交換する
友だち登録をしたい相手と直接会うことが難しい場合は、共通の友だちから相手の連絡先を教えてもらいましょう。トーク画面に相手の連絡先を表示してもらうことで、追加が可能です。
友だち追加をした後に相手にメッセージを送れば、相手はあなたをトーク画面から友だち追加することができます。
ただし、相手がメッセージの受信拒否設定をしている場合、あなたのことを友だち登録していなければあなたのメッセージは届きません。受信拒否設定の解除後にメッセージを送るなどの対応が必要になります。
「知り合いかも?」から追加する
自分が友だち登録していなくても、相手が自分の電話番号などから友だち登録をしていると、以下のように「知り合いかも?」リストに表示されます。
友だち登録したい相手がいればここから追加することで、メッセージのやりとりなしで友だちになることができます。
LINEで受信拒否設定をするときの注意点
LINEのメッセージ受信拒否設定には、迷惑メッセージやスパムを拒否できるというメリットがありますが、誰からのメッセージであっても拒否してしまうというデメリットもあります。
例えば自分の知り合いが、電話番号やID検索から友だち追加をして自分にメッセージを送ったとします。
しかし受信拒否設定をしてしまっていると、届いてほしい相手からのメッセージなのに全く気が付かない、ということが起きてしまうのです。
メッセージ受信拒否設定はワンタップで簡単に切り替えができるので、新しい友だちが増えそうな時期には解除をするなど、使い分けが必要な機能と言えるでしょう。
受信拒否設定をする前にLINEで知らない人から連絡がきたとき
受信拒否設定をしていないときに、LINEで知らない人からメッセージが届くことがあります。迷惑メッセージや通話などが頻繁にくると、対処方法に困ったり不安な気持ちになったりしますよね。
ここからは、なぜそのような連絡が届くのか、どのような対処が必要なのかをご紹介します。
なぜ知らない人から連絡が来るのか?
なぜ知らない人から突然のメッセージが届くのか、その理由はご存知でしょうか。
知らない人からLINEの迷惑メッセージや通話がくる理由として「あなたのLINE情報が漏れてしまっている」ということがあげられます。
例えば誰かがLINE ID検索で適当な文字を入力し、あなたのIDが表示された場合、あなたのIDが全くの見ず知らずの人にバレてしまいます。普通であれば知らない人がヒットしても友だち登録はしませんが、相手によってはIDを悪用されてしまう可能性もあります。
このような理由から自分のIDが漏れてしまい、迷惑メッセージやスパムなどが届いてしまうのです。
電話番号やID検索での「友だち追加」をオフにする
自分のLINE情報が漏れてトラブルに巻き込まれないよう、自己管理することも大切です。ここからは、自分の電話番号やID検索を使って友だち登録されることを防ぐ方法をご紹介します。
自分のLINE情報が漏れないためには、電話番号やID検索での「友だち追加機能」をオフにする必要があります。オフ設定できる機能は以下のとおりです。
POINT
ひとつずつ順番に解説していきます。
「友だちへの追加を許可」をオフにする方法
友だちへの追加の許可をオフにするというのは、あなたの電話番号を知っているLINEユーザーが、あなたを自動で友だちに追加したり検索したりすることを防ぐ機能です。
設定の方法は次のとおりです。
LINEのホーム画面をひらき、左上にある「設定マーク」をタップします。
設定画面の「友だち」をタップします。
「友だち」画面の「友だちへの追加を許可」をオフにします。この設定により、誰かがあなたの電話番号を使ってあなたを検索したり、友だち追加したりできなくなります。
「IDによる友だち追加を許可」をオフにする
LINEで「IDによる友だち追加を許可」をオフにすることで、ID検索からあなたのIDが表示されなくなります。
設定の方法は次のとおりです。
LINEのホーム画面をひらき、左上にある「設定マーク」をタップします。
設定画面から「プライバシー管理」をタップします。
プライバシー管理にある「IDによる友だち追加を許可」をオフにします。
これにより、知らない人があなたのIDを見つけて、勝手に友だち登録されることはなくなります。
しかし、あなたのことを友だち追加したい!という知り合いがいた場合、あなたのことを見つけることができなくなるというデメリットにもなります。
自分に必要な機能かよく考えて、オンオフの切り替えをしましょう!
届いた迷惑メッセージをブロックする
何度も繰り返し届くメッセージは、「ブロック」をすることで受信を拒否することができます。悪質なユーザーと関わらないために、迷惑なメッセージはブロックで対処しましょう。
ブロックの手順は次のとおりです。
トーク画面の右上にあるメニューボタンをタップする
ブロックしたい相手のトーク画面をひらき、右上にあるメニューボタンをタップします。
「ブロック」をタップする
メニューの一番下にある「ブロック」をタップします。これにより相手からのメッセージを拒否できます。
迷惑メッセージを通報してからブロックする
悪質な迷惑メッセージは、あなた以外にも被害に遭っている人がいるかもしれません。ブロックをするだけでなく「通報」をすることで、迷惑メッセージの受信があったことをLINEの運営に伝えることができます。
ここでは、迷惑メッセージの通報のやり方をお伝えします。
トーク画面の右上にあるメニューボタンをタップする
通報したい相手のトーク画面をひらき、右上にあるメニューボタンをタップします。
右上にある「トーク設定マーク」をタップする
メニュー画面の右上にある「トーク設定マーク」をタップします。
「通報」をタップする
トーク設定画面の下にある「通報」をタップします。
通報する理由を選び「同意して送信」をタップする
通報する理由を選びタップします。最後に「同意して送信」をタップすると通報することができます。
通報したあとにブロックをする場合は、さきほど解説したとおりの手順でブロックすることができるので、お悩みの方は試してみてください。
通報に抵抗がある方もいるかもしれませんが、何度もメッセージがくるような場合は勇気を出して通報することで、悪質なユーザーを減らせる可能性があります。
LINEのメッセージ受信拒否設定を使いこなそう!
LINEはコミュニケーションツールとしてとても便利なアプリですが、LINE IDや電話番号などの情報が漏れてしまうことは、トラブルの原因になります。
知らない人からのメッセージには注意して、快適にLINEを楽しみましょう。