そんな不便さを解消するために搭載されているのが「よく閲覧するサイト」という「Safari」の表示機能です。
これは、「Safari」のトップ画面に頻繁に訪問するWebサイトを表示してくれる便利な機能ですが、ユーザーの中には少し目障りなので削除したいと思う人もいるでしょう。この記事では、「Safari」の「よく閲覧するサイト」を削除したり非表示にしたりする方法を詳しく説明します。
【Safari】「よく閲覧するサイト」を削除する前に!基本をおさらい!
iOS搭載のデバイスには標準で「Safari」ブラウザアプリがプリインストールされています。「Safari」アプリには、ユーザーの利便性を考えて「よく閲覧するサイト」という表示機能が搭載されています。
「よく閲覧するサイト」とはなに?
「よく閲覧するサイト」は頻繁に訪れるWebサイトを「Safari」が学習し、新規タブに表示する機能のことです。訪れるWebサイトは様々ですが、毎日必ずアクセスするWebサイトがあります。
毎日アクセスするWebサイトなのに検索フィールドにURLや関連ワードを入力して立ち上げる作業をするのはとても手間です。それを回避するために活用できるのが「よく閲覧するサイト」です。
「よく閲覧するサイト」に表示される条件は?
「よく閲覧するサイト」に表示されるWebサイトは各ユーザーによって異なりますが、どのような表示基準があるのでしょうか。以下にまとめて記載します。
- ベースになっているのは閲覧履歴
- 同じWebページを5回訪問すると認識される
- 同じWebサイト上で訪問した回数が最も多いページが認識される
- 表示されるのは1つのWebサイトにつき1つのページ
- 表示順序は訪問回数の多いものから順番に表示される
【Safari】「よく閲覧するサイト」を削除する方法
「Safari」アプリの「よく閲覧するサイト」機能の目的や仕組みについてここまで紹介しました。ユーザーの利便性を考えて組み込まれた機能なので、実際に利用してみるととても便利なことが分かります。
ただ表示されるWebサイトの中には、過去に何度も訪問したものの今となっては不要なものもあるため、削除して整理したいと思うものもあります。これから「よく閲覧するサイト」を削除する操作方法を説明します。
1つずつ削除する方法
まず「よく閲覧するサイト」に表示されているWebサイトを個別に消去する操作方法を紹介します。ホーム画面にある「Safari」アプリを開きましょう。

最後に訪問したWebサイトが立ち上がるので、画面右下に表示されている「マルチウインドウ」タブをクリックします。
マルチウインドウが表示されるので、画面下中央にある「+」をクリックしましょう。
「Safari」のトップ画面が立ち上がります。「よく閲覧するサイト」が画面下にあり、複数のWebサイトアイコンが表示されているので、削除したいものを選び指で押し続けましょう。

ポップアップが表示されるので「削除」を選びクリックしましょう。これで選択したWebサイトが「よく閲覧するサイト」から取り除かれます。

設定アプリから削除する方法
「よく閲覧するサイト」が表示される仕組みは、Webサイトの閲覧履歴を「Safari」が学習し訪問回数が多いものを割り出していることです。つまり閲覧履歴がなければ「Safari」は「よく閲覧するサイト」を表示できなくなるということです。
閲覧履歴は「設定」アプリから消去できるので操作方法を説明します。「設定」アプリを開きましょう。

「設定」画面が立ち上がったら、画面を下に向かってスクロールし「Safari」を選択してクリックします。

「Safari」画面になったら、下に向かってスクロールしましょう。

ポップアップが表示されるので「履歴とデータを消去」をクリックしましょう。これで「よく閲覧するサイト」は表示されなくなります。

ブックマークから削除する方法
Webサイトの履歴情報は、端末の「設定」アプリからだけでなく「Safari」アプリ内でも消去できます。消去すれば「よく閲覧するサイト」は表示されなくなります。操作方法を説明します。
「Safari」のトップページに戻り、画面右下に表示されている「ブックマーク」タブをクリックしましょう。

「ブックマーク」が立ち上がるので、画面右上に表示されている「時計」アイコンをクリックします。

「Safari」アプリでアクセスしたWebサイトの履歴がすべて表示されるので、画面右下にある「消去」をクリックしましょう。

ポップアップが表示されるので「すべて」を選びクリックしましょう。これで履歴はすべて消去されるので「よく閲覧するサイト」は表示されなくなります。

【Safari】「よく閲覧するサイト」を削除せずに非表示にする場合は
「よく閲覧するサイト」を消す方法は、削除以外にもう1つあります。表示させないことです。削除するわけではないので表示させようと思えばすぐに再表示できます。
プライベートブラウズを使う
1つ目の方法は、標準モードではなく「プライベートブラウズ」モードで「Safari」を起動させてWebサイトを閲覧することです。「プライベートブラウズ」とはシークレットモードのことで、足跡を残さずにWebサイトの訪問や閲覧が行えるので、「よく閲覧するサイト」は表示されなくなります。
「Safari」のトップ画面に戻ります。画面の右下にある「マルチウインドウ」タブをクリックしましょう。

「マルチウインドウ」画面が立ち上がるので、画面左下にある「プライベート」をクリックします。

「プライベートブラウズ」モードに切り替わるので、画面下中央にある「+」をクリックしましょう。

「プライベートブラウズ」モードで「Safari」が立ち上がるので、検索フィールドにURLまたは関連ワードを入力しましょう。

設定から「よく閲覧するサイト」を無効にする
2つ目の方法は、「設定」アプリで設定を変更することです。この記事で紹介した手順に従い「設定」→「Safari」と進みましょう。「Safari」画面を下に向かってスクロールすると「よく閲覧するサイト」があるので「OFF」に設定しましょう。これで完了です。

「よく閲覧するサイト」の削除は状況に応じて行おう!
便利な機能も時には煩わしく感じることがあります。「Safari」アプリの「よく閲覧するサイト」はその一例と言えるかもしれません。
毎日訪問するWebサイトにすぐにアクセスできるメリットがあるため便利だと感じる人もいれば、不要なサイトが表示されてしまって目障りに思う人もいるでしょう。自分のニーズに応じて「よく閲覧するサイト」の削除を検討してみてくださいね。