一度使うともう今までのログイン方法には戻れないほど便利な機能なのですが、まれにパスワードの保存ができないユーザーがいるようです。
今回の記事では、そんなGoogle Chromeのブラウザでパスワードが保存されないときの対処法をご紹介します!
【Google Chrome】パスワードが保存されない!基本をおさらい!
SNSにしてもネットショッピングサイトにしても、各種サービスを利用するために必要なのはアカウントの作成と登録です。
どのサイトでも、ログインする際にユーザー名やパスワードを入力しますが、毎日利用していると面倒ですよね。
そんな不便さを改善するためにGoogle Chromeに搭載されているのが、パスワードの保存機能です。
パスワードの保存機能とは?
Google Chromeのパスワード保存機能とは、Google ChromeブラウザでWebサイトやSNSにログインをした後に、次回からスムーズなログインができるよう、パスワードを記憶してくれる機能のことです。
初めて訪問するWebサイトでパスワードの入力をすると、ポップアップが表示されてパスワードを保存するかどうかを尋ねられます。
このときに「許可」をすると、それ以後パスワードを手動で入力しなくても自動的に入力してくれるようになります。
シークレットモードでは保存できないので注意して
Google Chromeや他のWebブラウザには、訪問したWebサイトの閲覧履歴、クッキー、またキャッシュといった「足跡」を残すことなくWebページの閲覧や操作が行える表示モードがあります。
シークレットモードと呼ばれる表示モードです。Google ChromeをシークレットモードにしてWebサイトの検索をすると、足跡が一切残らないためセキュリティ上とても助かります。
このシークレットモードで、Webサイトの閲覧やネットショッピングをする際にパスワードを入力しても、Google Chromeはパスワードを記憶できなくなるため保存はしてくれません。
パスワードが保存されないときは設定を見直そう!
標準モードのGoogle Chrome上でWebサイトの閲覧やネットショッピングなどでパスワードを入力すると、普通はパスワードを記憶してくれるので何度もパスワードを手動で入力する必要はなくなります。
しかし何度同じWebサイトを訪問してもパスワードがGoogle Chromeに記憶されない場合があります。その場合Google Chromeの設定を確認し変更する必要があります。
【Google Chrome】パスワードが保存されない!設定を見直そう!
毎日利用するWebサイトのネットショッピングページで、パスワードが記憶されないために毎回手動で入力しなければならないのはとても面倒なことです。
原因はGoogle Chromeの設定にあります。
パスワードを保存する設定がオンが見直して
最初に確認するべき設定は、パスワードの保存です。確認方法を説明します。Google Chromeを立ち上げましょう。画面の右上に「︙」があるのでクリックしましょう。ドロップダウンメニューが表示されるので「設定」を選びクリックします。
Google Chromeの設定画面が立ち上がります。表示されている設定項目の中に「自動入力」があり、その中に「パスワード」があるのでクリックしましょう。
パスワード画面が立ち上がるので「パスワードを保存できるようにする」が「ON」に設定されているかどうかを確認しましょう。
「自動ログイン」の設定を見直そう
次にチェックすべき設定は「自動ログイン」設定です。この設定が「OFF」になっていると、Webサイトのログインをする際にいつも確認が求められるようになります。先ほどの「パスワード」画面に戻りましょう。
画面に「自動ログイン」があるので「ON」になっているかどうかをチェックしましょう。
「常に保存しない」からURLの確認・削除をする
次に確認すべき設定は「常に保存しない」という項目に特定のWebドメインが追加されているかどうかです。追加されているWebドメインのパスワードは保存されなくなるので、毎回手動でパスワードの入力を行わなければならなくなります。
確認方法を説明します。先ほどの「パスワード」画面に戻りましょう。画面の右上に検索フィールドが表示されているので、パスワードを記憶してくれないWebドメインを入力しましょう。
「パスワード」画面の下に先ほどはなかった「常に保存しない」が現れ、パスワードを常に保存しないように設定されているWebサイトが表示されるので、右側に小さく表示されている「×」をクリックして削除しましょう。
「プライバシーとセキュリティ」から「データを削除」する
保存されているデータや履歴をすべて削除すれば、Google Chromeがパスワードの認識と記憶を再び行うようになるかもしれないので、Google Chromeの保存履歴をすべて削除してみましょう。Google Chromeの「設定」画面に戻ります。
「設定」画面を下に向かってスクロールすると「プライバシーとセキュリティ」という設定項目があり、その中に「閲覧履歴データの削除」があるのでクリックしましょう。
「閲覧履歴データの削除」のポップアップが表示されます。「閲覧履歴」「Cookieと他のサイトデータ」「キャッシュされた画像とファイル」のすべてにチェックを入れて「データを削除」をクリックしましょう。これでデータが削除されます。
設定の見直しが済んだら再起動をしよう
ここまで紹介した設定をすべて確認し必要なすべての変更を行ったら、変更内容がGoogle Chromeに反映されるようにパソコンを再起動しましょう。
「スタートボタン」を押すとメニューが表示されるので「シャットダウン」アイコンを押します。プルダウンメニューが表示されるので「再起動」を選択しクリックしましょう。
【Google Chrome】パスワードが保存されない!ポップアップを表示する方法
この記事で紹介した点ですが、Google Chrome上でWebサイトを開き、初めてログインをするためにユーザー名とパスワードを入力するとポップアップが表示され、パスワードの保存を尋ねられます。
ところがこのポップアップが表示されない場合があるようです。
URLを入力する欄の鍵マークから設定しよう
パスワードが保存されないWebサイトを立ち上げましょう。ログイン時、またはログイン後にURLが表示されているバーの右側に「鍵」の形をしたアイコンがあるのでクリックします。
ポップアップが表示されます。ここで「保存」をクリックすればパスワードはGoogle Chromeに保存されます。
ポップアップの設定を変更しよう
もう1つの対処法は、「ポップアップ」の設定を変更することです。Google Chromeの「設定」画面に戻ります。画面を下に向かってスクロールすると「プライバシーとセキュリティ」があり、その中に「セキュリティ」があるのでクリックしましょう。
「ポップアップとリダイレクト」をクリックします。
「ポップアップとリダイレクト」の許可を「ON」に設定しましょう。
【Google Chrome】パスワードが保存されない!どうしても直らないときは
ここまで、Google Chromeがパスワードを記憶し保存しない場合の対処法を説明してきました。紹介した対処法をすべて試したものの改善が見られない場合はどうすべきでしょうか。2つの対処法を紹介します。
Google Chromeが最新か確認して
まず行うべきことは、Google Chromeを最新の状態にするためにアップデートすることです。操作方法を説明します。Google Chromeの右上にある「︙」をクリックします。
プルダウンメニューが表示されるので「ヘルプ」をクリックしましょう。別のプルダウンメニューが表示されるので「Google Chromeについて」を選択しクリックします。
使用しているGoogle Chromeが古いバージョンなら、この画面が立ち上がるのと同時にアップデートが始まります。
キャッシュの削除をしよう
次に行って欲しいことは、Google Chromeのキャッシュを削除することです。この記事ですでにデータ削除の方法を説明しましたが、全く同じ方法でもう一度キャッシュを含め閲覧履歴やCookieなどをすべて削除してみましょう。
Google Chromeでパスワードを保存できないときは設定を確認しよう!
Google ChromeはWebブラウザの中でもっともセキュリティが高いという評判があります。ですからGoogle Chromeのパスワード保存機能を活用しても、他の人とデバイスを共有しない限り個人情報が盗まれることはありません。
便利なパスワード保存機能でパスワードを保存できないときは、この記事で紹介した設定をすべてチェックしましょう。快適にWebサイトの閲覧やネットショッピングを楽しむため、Google Chromeのパスワード保存機能を活用しましょう。