Android端末ではおなじみの健康管理アプリといえば、Google Fitです。

スマホユーザーであれば無料で使えますが、稀に問題が発生することがあります。


毎日使っている中で突然機能が正常に動かないとなると、困ってしまいますよね。

そこで今回は、このGoogle Fitで歩数がカウントされないなどのトラブルに遭遇した方に向けて、自身でできる対処方法を紹介していきます。





Google Fitとはどんなアプリ?



まずはGoogle Fitとの基本情報をご紹介していきます。

Androidユーザーであれば、一度は耳にしたことがあるという方も多いのではないでしょうか。

全く知らない方でも大丈夫です。

おさえておきたい特徴を全部で3つの項目に分けて説明します。

実は日々のライフスタイルに合わせて活用されるアプリで、使いこなすことで自身の健康に役立てることができます。

Googleによって開発された健康管理アプリ



Google Fitは、ネーミングのとおり大手Googleによって提供されている健康管理アプリです。

iPhoneではあまりなじみがないかもしれませんが、Android端末を所持している方は、目にする頻度は高いです。

健康管理と一概に言ってもなかなかイメージしにくいですが、さまざまなデータを計測してくれる機能が搭載されています。

もちろん無料で使用可能で、対応端末であればどなたでも気軽に導入できます。

ほとんどの機種はプリインストールで、もともと利用可能な環境で販売されています。

そのため、個別にGoogle Playストアから検索してダウンロードする必要もないケースがほとんどです。せっかく用意されているのであれば、使いたいですよね。


ウォーキングやジョギングの情報を収集してグラフ化できる



データを残すことができるこのアプリで、具体的にどのようなデータが利用できるのでしょうか。

Google Fitでは、ウォーキングやジョギングのデータが利用可能です。つまり歩数をカウントしてくれます。

毎日トレーニングをするうえで大事なのは、数値の見える化です。実際にどの程度歩いたのかを記録しておくこととで、目標まであとどの程度頑張れば良いのかを把握できるようになります。

これに貢献してくれるのがGoogle Fitというわけです。

体重や心拍数の記録もできる



もちろんこれだけではありません。

自身の体重や心拍数のデータも残せます。

健康維持に必要なものであれば、基本的にアプリ上で管理することが可能で、スマホ1つで気軽に自分の運動状況から身体の状態までチェックでき、非常に便利です。


【Google Fit】歩数が正しくカウントされないときの対処法《スマホの本体・設定の問題》



ここからは、Google Fitを利用して歩数を計測したときに、正しくカウントされていない場合の対処方法について説明します。

適切な情報を反映できるようにするためには、スマホの設定や機能を確認してみる必要があります。

すぐに自分で操作できる方法として、全部で4つの項目をピックアップしました。

スマホの機器あ設定で問題が発生した場合に有効です。ぜひ、一通り試してみてください。

スマホを再起動しよう



1つ目の対処法は、ごくシンプルな方法ではありますがスマホの再起動です。

原因不明なエラーが発生している場合は、電源を入れなおすだけで改善される可能性があります。


まずはこちらからトライしてみましょう。


システムアップデートを確認しよう



2つ目の対処は、システムアップデートです。

AndroidのOSを最新バージョンにしてみましょう。

購入してから一度も更新作業をしていない方は、Google Fitの機能が適切にサポートされなくなる可能性があります。

大きなバージョンアップの場合は時間がかかる可能性があるので、余裕があるときに操作してください。


また、安定したネットワークに接続して行うこともポイントです。

自宅のWi-Fiなど、不特定多数の方の通信で混雑しないような場所で行ってください。

GPSのオン/オフを試そう



3つ目の対処は、GPS設定についてです。

歩数計測は位置情報の機能がしっかり稼働する状態である必要があります。

もし位置情報機能で一時的な不具合が発生している場合は、適切にカウントしません。

ホーム画面で上から下にスワイプし、表示されたクイック設定にGPSのアイコンがあります。これをタップしてオンオフを切り替えてみてください。無効にしている方は、オンにしてアプリを再度使ってみましょう。


省電力設定をオフにしよう



4つ目の対処は、省電力設定の無効化です。

スマホでは、バッテリー消費を抑えるために不要な機能をストップさせるなどの設定ができます。


これが邪魔してしまうとGoogle Fitのカウントまで止まってしまいます。

ウォーキングやジョギングを行う前にオフにしてみましょう。「設定」→「電池」→「バッテリーセーバー」の順でタップし、バッテリーセーバーがオフになっていることを確認してください。


【Google Fit】歩数が正しくカウントされないときの対処法《アプリの問題》



ここからは、別の視点から対処方法を見ていきましょう。

Google Fitのアプリ自体で何らかの問題が発生しているケースも考えられるので、以下ではそれを想定した際にできることをまとめていきます。

すぐにできるのは全部で3つです。

Google Fitのキャッシュを削除しよう



1つ目の対処法はキャッシュの削除です。

スマホアプリでは動作などをスムーズに行えるようにするため、一時的にデータが作成されます。

これがたまりすぎてしまうと、稀に不具合を起こすことがあるので整理してみましょう。

お使いのAndroidで「設定」→「アプリと通知」の順番でタップし、アプリ一覧よりGoogle Fitを探してください。「Fit」のみで表記されている場合もあるので、注意してください。タップ後「ストレージとキャッシュ」を選択します。

その後「キャッシュを削除」をタップすれば綺麗になります!再度Google Fitで歩数計測してみてください。


Google Fitのアプリを再インストールしよう



2つ目の対処法は、アプリの再インストールです。一旦アンインストールして、Google Playのストアから端末に追加し直してみましょう。
このとき、Wi-Fiなどの安定したネットワークに接続したうえで操作してください。

Google Fitのアプリを最新版にアップデートしよう



3つ目の対処法は、アプリのアップデデートです。

Google Fitがインストールされていても定期的に配信されるアップデートを行わないと、機能などがうまく使用できなくなります。Google Playのストアを起動し、「プロフィールアイコン」をタップしてください。

表示されたメニューから「マイアプリ&ゲーム」をタップします。これで更新が必要なアプリが一覧で表示されます。既に最新のバージョンであれば表示されません。



【Google Fit】歩数が正しくカウントされない!対処法を試したら確認してみよう



ここまで2種類の視点からうまくカウントされないトラブルへの対処方法を紹介してきました。

それぞれできることを試したら、あとは実際に正しく動作するかをチェックする必要があります。

ここからは、確認の手順を説明していきます。

Google Fitが正常に動くか確認しよう



まずはGoogle Fitを起動しましょう。アプリ一覧から「Fit」と書かれているアプリをタップして開いてください。もし一覧に表示されていない場合は、インストールに失敗しているかもしれませんので、アプリストアからもう一度追加します。

アプリを起動したら、次はトップ画面で「プロフィール」を選択してください。


次に、右上の歯車アイコンをタップしてください。
これで設定を表示させることができます。身長や体重、距離やエネルギーの単位やカスタマイズが可能な画面です。


ここまで操作したら、次に「記録の設定」の欄があるので、そのまま下にスクロールしてください。「アクティビティ管理」をオフに切り替えてから、もう一度オンに変更してください。

【Google Fit】歩数が少ない・カウントされないときの対処法!



次に、再起動を行いましょう。

不具合を引き起こしていたものがリセットされます。

その後Google Fitを使ってみましょう。

ある程度歩いてみて、歩数がしっかりカウントされるかをチェックしてください。

無事反映されたら、対処は完了です。

それでもダメならGoogleへ問い合わせよう!



これまでの対処を全て試してもまったく改善されない場合は、他に原因があるかもしれません。

ダメな場合はGoogleに問い合わせすることをおすすめします。

以下のページにアクセスすることで可能です。
参照:Googleヘルプ


【Google Fit】歩数がカウントされない!注意点もチェック



ここからは、Google Fit利用上の注意点を説明していきます。

端末の仕様面などで違いがあるので、これについても事前に知っておくと良いでしょう。


全部で3つのポイントを紹介します。

複数端末で利用している場合正しく計測されないことも



1つ目の注意点は、複数端末でGoogle Fitを使っている場合です。

複数利用の際は、正しく計測してくれない可能性があります。

正確に測りたい場合は、メインの機器に絞ってから行いましょう。

aruku&では端末本体が計測したGoogle Fitアプリの歩数のみ採用



2つ目の注意点は、「あるくと」のアプリを使用している場合です。

アプリの仕様として端末本体のGoogle Fitで計測された歩数のみを採用しているので、必ずアプリとFitが同じ端末にインストールされている必要があります。

別端末同士ではカウントされないので、故障と勘違いしないようにしてください。

HTC One M8 では利用できない場合がある



3つ目の注意点は、HTC One M8の機種を使っている場合です。

正しく動作しなかったという報告があるので、ユーザーの方は歩数が適切に反映されない可能性があります。利用の際は気を付けましょう。


正しく対処してGoogle Fitを使おう!



今回は、Google Fitで正しく歩数が計測されていない場合にできる対処方法について説明してきました。

スマホ本体で問題が発生している場合と、アプリ自体でのトラブルにわけて対処方法が異なります。

基本的にはユーザー自身ですぐに試せる方法ばかりなので、まずは一通り操作してみると良いでしょう。

ぜひ解決して、Google Fitを健康維持に役立ててくださいね。
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