2023年7月にリニューアルした【リッチモンドホテル青森】。青森の伝統工芸品が飾られたロビーは、間接照明に彩られ雰囲気十分。
|リニューアルしたロビーがスタイリッシュ
ホテルがあるのは青森駅から徒歩15分ほど。青森県庁や市役所が集まる官庁街の一画です。契約駐車場を備えているので、車利用の方にはアクセスしやすい立地です。
▲ホテルがあるのは国道4号線の「国道柳町」交差点
車利用の方はホテルに隣接する駐車場「クロスタワー A-BAY」を利用できます(1泊¥900)。満車の時は、ホテルから徒歩3分の「下新町駐車場」も同料金で利用可能。どちらもホテルと契約する駐車場です。

▲フロントロビーは建物の5階
優雅な曲線が間接照明で映えるフロントロビー。工芸品が飾られたラックやソファも曲面を多用します。広々とした空間に柔らかなラインがくわわり、くつろいだ雰囲気を生み出していました。

▲北欧スタイルのインテリア
おちついたトーンのロビーの一画には広いデスクとビジネスチェアが置かれ、ワーキングスペースとして利用できます。

▲青森の伝統工芸品は見応えがありました
青森の工芸品を飾るラックは、1970年代まで使われた “リンゴの木箱” がモチーフです。

▲フロントの横にあるアメニティバー
客室にはアメニティが置かれていないので、必要なものはここから持参します。紅茶やフレーバーティーをそろえる「TEARTH(ティーアース)」のティーバッグや、リッチモンドホテルオリジナルのドリップコーヒーも用意します。

▲無料のセルフロッカー
ロビーの一画にはセルフロッカーのコーナーがあって、宿泊者はチェックイン前やチェックイン後に無料で使えます。

▲各階のエレベーターホールにある無料のドリンクマシン
水やお茶のほか、優しい甘さのアップルティーを用意。全ての客室階にあるのも高ポイントです。
|特別客室で青森ステイを満喫する
客室は175部屋。モデレートタイプのシングル、ダブル、トリプル、フォースのほか、デラックスタイプのシングルとダブル、そして特別客室「ロイヤルコーナーツイン~TSUGARU~(トリプル)」と、ユニバーサルツインを用意。今回は特別客室を紹介します。
青森をコンセプトにした特別客室「ロイヤルコーナーツイン~TSUGARU~」は8部屋のみ。北欧家具が置かれた室内では、こぎん刺しや津軽塗など青森の伝統工芸品を備品として使えます。

▲客室の玄関エリア
「ロイヤルコーナーツイン~TSUGARU~」は、玄関で靴を脱ぐシューズオフスタイルで、自宅のようにくつろげます。玄関エリアも広く、荷物を置くスペースやハンガー、座って利用できる化粧台も置かれます。

▲38.7平米の余裕ある間取り
お洒落な北欧家具やゆったり座れるソファ、こぎん刺しのクッションなど、客室はくつろいた雰囲気です。ラックにはシンプルなオブジェのほか、青森の工芸品や北欧家具についての書籍、アメリカのライフスタイルマガジン『KINFORK』などが置かれます。

▲シモンズのベッドは幅120cm

▲津軽塗のアート
漆を幾重にも重ねて塗る津軽塗のパネルは、ベーシックな模様からモダンな色使いまで様々な試みが見られます。

▲この客室にのみ用意された特別な備品
津軽焼きのマグカップやびいどろグラスのほか、リンゴの形をした津軽塗コースターが置かれ、リンゴ茶のティーバッグも用意。冷蔵庫の中にはウェルカムドリンクのリンゴジュースが冷えています。季節によってリンゴの品種も異なります。この日はジョナゴールドでした。

▲こぎん刺し模様のカーテン
ここ数年、青森でよく目にするようになった独特の刺繍技法 “ごぎん刺し”。江戸時代、目の粗い麻布の着衣に刺繍して保温性を高める工夫から、独自の幾何学模様に発展。

▲ナイトウエアは「ロイヤルコーナーツイン~TSUGARU~」のみワッフル生地のセパレートタイプ

▲ゆとりのあるバスタブが置かれます

▲洗面

▲Refaのシャワーヘッドを採用
バスアメニティは真珠製品で世界的に知られるミキモトのグループ会社、ミキモト コスメティックスを全室に用意。とても洗い上がりがよかったです。
|青森の味を集めた朝食ビュッフェ
朝食は青森の食材や郷土料理を採り入れた和洋食ビュッフェで、6時30分から10時まで(L.0.9時30分)。

▲朝食会場の「ブリリアントテラス」は、ロビーのある建物5階

▲からあげやメンチカツ、焼きそばなど、お惣菜は日替わりで提供

▲揚げ物や煮物コーナー
青森と言えばホタテが有名ですが、「ホタテとこんにゃくの煮もの」には県産のベビーホタテをたくさん使って旨味たっぷり。ぶつ切りのこんにゃくや野菜とともに煮込まれて、毎日提供されます。

▲「県産ホタテとこんにゃくの煮もの」
フレッシュな野菜の他、キャロットラペやスパゲティーサラダなどが並びます

▲サラダコーナー
パンは毎朝ベーカリーから提供され、日によって種類も変わります。この日はクロワッサンとロールパンでした。

▲ホテルの1階にあるベーカリーショップ『ハートブレッドアンティーク』のパン
トッピングが充実したお茶漬けコーナーも注目です。カリカリ梅やわさび菜お浸し、なめたけなどが用意され、好みの味で作れます。お店で身をほぐした鮭フレークは、塩味を抑えた優しい味わいです。おすすめは、青森県南部地方のご飯のお供「コムラのなんばんみそ」。

▲お茶漬けコーナー
長芋の産地としても知られる青森県。隠し味の酢でさっぱりとした後味です。味の濃い青森県産のリンゴジュースもお忘れなく。

▲ホタテや長芋、リンゴジュースなど青森グルメを満喫
B級グルメとして有名な「せんべい汁」も用意。南部せんべいを、鶏やニンジン、ごぼう、シラタキなど醤油ベースの汁物に割り入れる八戸周辺の鍋料理。優しい味の汁を吸ってクタクタになったせんべいが堪りません。

▲八戸のご当地鍋「せんべい汁」
ヨーグルトには刻んだリンゴが入っていて、甘酸っぱさとリンゴの風味を楽しめます。リンゴの種類も季節によって替わり、この日は「ふじ」が使われました。

▲青森県産のリンゴが入ったヨーグルト
青森独特の伝統工芸品が置かれ、地元のグルメ朝食を用意する【リッチモンドホテル青森】。とりわけ特別客室「ロイヤルコーナーツイン~ TSUGARU ~」では、そうした工芸品を使えるのも楽しみです。