今注目の夜行バス。とはいえ、一番に気になるのが乗り心地。
さらに快適になったシート
新シート「プライム(Prime)」は、従来からある同社の「リラックス(Relax)」よりすこしだけ料金が高いだけですが、快適度が大幅にアップ。夜行バスを少しでも快適に利用したいという方にお勧めです。
▲2023年4月に東京-大阪間の夜行便から運行を開始
現在は関東から愛知や関西、仙台、新潟のほか、関西-広島などの路線で活躍しています。

▲新シート「プライム」を搭載した車内
座面の幅は44cm、リクライニングは130度、座席数40席は、従来から運行している4列シート「リラックス」と同じです。

▲快適さをアップしたシート「プライム」
シートデザインはリラックスと同じように見えますが、カノピー(フード)や、隣りの席と仕切るパーテーションなど細かな部分がバージョンアップしました。
新機能で快適&便利なバス旅を実現
従来シートの「リラックス」から進化した部分を紹介します。特に注目は、大きくなったカノピー(フード)で、睡眠時のプライバシーがしっかり守られるようになったほか、夜行バスでは使用不可が多いスマートフォンも、ホルダーがついていて使い放題の新設計です。

▲大型化したカノピー(フード)
横から見ると完全に顔が覆われている新型のカノピー。従来よりタテ幅が15cmもアップして、内部の圧迫感は軽減。さらに遮光性や防音性も向上して、ずいぶん快適になりました。

▲シートを最大に倒した状態
リクライニングは最大130度。この状態でも顔が隠れているので、プライバシーも守れます。

▲カノピーの内側にはスマホホルダーを搭載
光が漏れるスマートフォンは、夜行バスでは使用禁止になることが多いのですが、大きなカノピーのおかげで利用可能。

▲上下に可動するパーテンション <画像提供:ウィラーエクスプレス>
友人や家族同士で座るときは左側の写真のようにパーテンションを下げ、知らない人の場合は上げた状態に固定できます。

▲ヘッドレストが大型化
上下にスライドするヘッドレストは、横幅が広くなって厚みもアップ。ホールド性を高め、首への負担を減らします。
睡眠を助けるシートの機能
車内で快適に過ごす機能も注目。睡眠時の姿勢や快適さを追及したシートはもちろん、コンセントや収納なども、バス選びの重要なポイントです。

▲レッグレストとフットレスト
跳ね上げ式のレッグレストは、睡眠時も脚を楽に保てます。さらにフットレストもあるので靴を脱いですごせるのは楽ちんです。※一部の車両や座席ではフットレストが設置されていない場合があります。

▲シート自体もハイクオリティ
背もたれや腰の部分、座面はそれぞれ独立したパーツになっていて、厚みや柔らかさの違うクッションを採用。フィット感を高めています。

▲各席にコンセントを装備(車両によってはUSBポートを採用)
コンセントは通路側の席は座席横に、窓側席は壁の足元にありました。

▲フックと網ポケット
バス旅で役立つフックと網ポケット。あらかじめフックにかけておくものと、網ポケットに入れておくものを出しておくと便利です。
夜行バス選びのポイントといえば、安眠できて体調管理をしっかりできる点。もちろんプライバシーも気になります。ウィラーエクスプレスのシート「プライム」は、快適さを追及していてプライベート感もアップ。さらにスマホも利用できるのはうれしいですね。ぜひ一度、利用してみてくださいね。<text&photo:みなみじゅん 予約・問:WILLER TRAVELサイト https://travel.willer.co.jp/>