「彼と会えない日は生きている意味がない」
そう本気で思っていた時期がありました。
30歳になった今、振り返ると恥ずかしい思い出ですが、恋愛に全てを捧げてしまうほど“恋愛依存”だった私の体験を紹介します。
元カレとの関係で、私は徹底的に「彼目線」の生活をしていました。
彼が好きなファッション、彼が喜ぶ料理、彼の予定に合わせてスケジューリングして…と、気づけば自分のことはすべて後回しになっていたんです。
「彼が喜ぶなら」と思い、自分の趣味だったお菓子作りを辞め、彼が好きなゴルフに没頭。
でも内心は「つまらない」と感じていました。
そんな生活を続けた結果、ある日鏡を見た時、「この人誰?」と思うほど自分を見失っていました。単に恋愛に依存していたことに気づいたのは別れた後でした。
バランスを取り戻した今の私変化のきっかけは「本当は今、何をしたい?」という友人のひと言。
でも、聞かれて答えられなかったんです。恋愛以外の「自分の人生」がなかった。
そこからは昔好きだった趣味を再開し、仕事にも本気で取り組みました。そして、友人との時間も大切にし、少しずつ「私自身」を取り戻していったんです。
今の恋人とは、お互いの生活や趣味を尊重し合える関係。
自分を大切にすることが結局は幸せな恋愛への近道。そのことに気づけた今、後悔はありません。<取材:beauty news tokyo編集部>