京都の街で旅館ステイを満喫したい。そんな人にオススメが【京都 梅小路 花伝抄(かでんしょう)】です。
|駅から徒歩2分の便利さ
京都 嵐山 花伝抄に続き、2022年3月に開業した姉妹館【京都 梅小路 花伝抄】。屋号は能楽師の世阿弥が記した能の理論書「風姿花伝(ふうしかでん)」から名付けられ、京都らしい和の風情に触れられます。
▲JR梅小路京都西駅から徒歩約2分
京都駅から山陰本線でひと駅。梅小路京都西駅に近い便利なお宿です。駐車場は敷地内に49台分用意され、事前予約制で1日¥1,500。京都鉄道博物館や京都水族館も近いので、子供連れにもおすすめです。

▲客室階のエレベーターホール
館内は畳敷きで、フロアごとにテーマが設けられ壁や客室の扉の色が異なります。エレベーターホールには百人一首を添えたアートが飾られていて、春をモチーフにした6階では、春を詠んだ歌が選ばれていました。
|和の趣きがある客室
客室はダブル、ツイン、フォースなど9タイプを用意する全180室。どの部屋もゆったとくつろぐことができる空間です。

▲29平米の「トリプル」
3台設置したベッドは幅100cm×縦200cm。

▲「トリプル」にはソファーも設置
ソファーやテレビキャビネット、化粧台などは木製の落ち着いた雰囲気です。

▲ヘッドボードの上に飾られたアートの一部
『万葉集』にある、葛井大成が詠んだ梅の花の歌が飾ってありました。

▲湯かごや丹前
歯ブラシなど基本的なアメニティは客室にありますが、クシや綿棒、髭剃りなどは帳場近くのアメニティバイキングから必要なものをピックアップします。大浴場の行き来で使う湯かごには、厚手のバスタオルなどが入っています。

▲4人が泊まれる「フォース」
シングルベッドを4台用意したフォースタイプの客室は、家族旅行や女子会、グループ旅行にもおすすめです。ベッドはリビングに2台、ベッドルームに2台設置しています。

▲「御簾(みす)」がかかるのがベッドルーム
「御簾(みす)」は竹や葦を編んで仕切りなどに使う簾(すだれ)状のもので、歴史ドラマでは天皇の姿を隠す道具とて使われます。房飾りも加え、寝所を高貴な場所とする京都らしい演出です。

▲一部の客室からは京都タワーが見られます
|温泉大浴場には露天風呂やサウナを用意
京都観光では、お寺巡りやショッピングでいつも以上に歩きます。そんなとき、疲れた脚にジンわり効く温泉は至福の存在。

▲内湯では温泉を楽しめます
広い内湯では大阪府の北部にある能勢町から運ばれた、pH9.5のアルカリ性単純温泉が使われています。寝湯もあるのでゆったり湯あみを楽しめました。

▲露天風呂も広々としています
岩風呂を楽しめる露天風呂は、温泉ではありませんが、湯舟も広く竹の緑に目を休めながら気分よく入浴できました。体を沈めるとお湯が豪快にこぼれ落ちる樽風呂も置かれます。

▲男湯はドライサウナ、女湯にはミストサウナを備えます
ドライサウナは6人ほどがゆったり入れる広さ。設定温度は95度ほどで、しっかり汗をかくことができました。

▲サウナ後にしっかり体を冷やす強冷水風呂
急速に体を冷やす強冷水風呂を備え、火照った体をクールダウン。

▲無料の貸切風呂「石心の詠(温泉)」
空いていれば自由に利用できる貸切風呂は、それぞれ坪庭があって大人気。
|数々の無料サービスを満喫
無料サービスが充実しているのもポイントです。名物のお夜食の夜鳴きそばやお風呂の後のアイスキャンディーなどを楽しめます。

▲湯上り処「詠花(えいか)」
大浴場を出るとすぐの場所にある「詠花」では、15時から24時までアイスキャンディーを自由にいただけます。翌朝6時から10時は乳酸菌飲料に替わるので、朝風呂の楽しみのひとつです。

▲無料の夜食「夜鳴きそば」を用意
21時から23時まで無料の「夜鳴きそば」を湯上り処の「詠花」でいただけます。注文ごとに作られるラーメンはあっさりとした醤油味。「詠花」のテーブル席は数が限られるので、テイクアウトして部屋でも食べられます。

▲1階ロビーにあるフリードリンクコーナー
ロビーの一角では6時から24時までコーヒーやお茶などを用意。お茶やほうじ茶のほかに、アールグレーや白桃ピーチなどがありました。

▲色浴衣も無料です
せっかくの温泉宿。
近年京都ではホテルや旅館の大浴場が増えていますが、【京都 梅小路 花伝抄】では温泉に入れるのが嬉しいですね。無料サービスも数多く用意される中、お酒や夜食のサービスは特に魅力です。京都へ旅行をするときは忘れずにチェックしてみてくださいね。<text&photo:みなみじゅん 予約・問:京都 梅小路 花伝抄 https://dormy-hotels.com/resort/hotels/umekoji_kadensho/>