「夜ごはんを減らせたら痩せるのはわかってるけど、空腹がつらくて続かない…」という声は少なくありません。そこで注目したいのが、夜ご飯を“具だくさんスープ”への置き換える方法。
こうした、いわゆる“夜だけゆる断食”は、厳密なファスティングとは違い、夕食を低カロリーかつ栄養豊富な食事に置き換えるだけなので、体への負担が少ないですし、30代以降の代謝低下にもやさしく寄り添うダイエット法と言えるでしょう。
「夜スープ」がダイエットに効く3つの理由
具だくさんスープの最大のメリットは、満腹感がありながら消化に負担が少ないこと。温かいスープは体を内側から温め、リラックス効果もあり、食欲のコントロールにもつながります。
さらに、野菜・きのこ・豆腐・鶏むね肉などをバランスよく組み合わせれば、ビタミンやミネラル、タンパク質もカバー。夜だけのカロリー制限なので、過度な断食にありがちなエネルギー不足や代謝低下の心配も少なく、日常生活に無理なく取り入れられるでしょう。
食べ応えも大満足!おすすめスープレシピの工夫
「スープだけじゃ物足りない…」という不安には、ミネストローネや味噌ベースのスープがぴったり。にんじん・玉ねぎ・キャベツ・しめじなど、噛みごたえのある野菜を中心に具だくさんに仕上げることで、自然と咀嚼回数が増えて満腹感がアップします。
さらに、豆腐やサラダチキンを加えれば、タンパク質もバッチリ。味付けは薄味を意識しつつ、だしや香辛料で旨みを引き出すと、塩分を控えながら美味しく仕上がります。
続けるコツは“週2~3回”+味変アレンジ
毎日完璧に置き換えるのは大変。だからこそ、週2~3回からスタートするのが成功のポイント。週末にまとめて作り置きしておけば、忙しい日も温めるだけでOKです。
また、味に飽きたら、カレー粉やキムチ、豆乳を加える“味変”アレンジがおすすめ。スープをメインにしながらも、必要な栄養素はしっかり補うことが健康的なダイエットのカギになります。
「無理しない」から続く、新しい夜の習慣を
「断食=食べない」と思われがちですが、今回紹介したゆる断食は“賢く食べる”ための選択肢の1つ。“続けられる”ことがダイエット成功の近道ですから、ストレスの少ない夜スープ習慣をぜひ始めてみませんか?<監修:かめやまあけみ(食生活アドバイザー)>