「コインロッカー空かないかなぁ」

「この荷物を持って動く気にはなれないよね。もう少し周れるのになぁ」

旅先の駅前でバスを待っていると、トランクを椅子にして座っている２人組の女性の声が聞こえてきました。

トランクの脇には、土産が大量に入った大きなビニール袋も置かれています。

彼女たちが荷物を持ったまま移動している事情はわかりません。

ホテル宿泊であれば、チェックアウト後もフロントやコンシェルジュに頼んで預かってもらえることが多い。

一方で友人の家に宿泊していたら、先方の都合によっては荷物を持って移動しなくてはならない場合もあるでしょう。

そんな時は旅先から着替えや書類、急がない土産など送ってしまうことも一手。

リュック１つ、トート１つにしてしまえば身軽に動くことができ、

コインロッカーが空いているかどうかなどの心配もなくなり、気分的にも楽なんですよね。

「送る」という選択肢を持っているだけでも旅の可能性は広がります。

私は長い旅の途中、荷物が増えていき、アフリカから段ボールを船便で送ったことがありました。

もちろん届いたのですが、日本まで届くかどうか不安だったなぁ。

こうなると本末転倒かもしれませんね。＜text：イシコ＞

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