― 脱・おばさん化のトリセツ Vol.10 ―「え、たった数段で息切れ?」「立っているだけなのに脚がツラい…」そんな“体力の衰え”を感じた瞬間、ありませんか?加齢とともに筋力や心肺機能は自然と落ちていきますが、それを放置していると、日常生活に影響が出るだけでなく、見た目の“老け印象”にもつながってしまうでしょう。そこで今回は、忙しい大人女性でも今日からできる「体力底上げ」習慣を紹介します。

【階段=ジム化計画】日常を“ゆる筋トレ”に変える

思い返してみてください。階段ではなく、エレベーターやエスカレーターを自動的に選んでいませんか?実は、階段は日常の中でできる立派な“脚トレ”です。

特に「一段飛ばし」や「つま先重心でゆっくり上がる」と、お尻や太ももへの刺激が倍増。ジムに通わなくても、生活の中で筋肉に少しずつ負荷をかけていく“ながら筋活”が、体力回復への第一歩です。

【タンパク質が不足してない?】疲れやすさは“食事の質”から見直しを

「なんだか毎日だるい」「寝ても疲れが抜けない」——その原因、もしかすると“栄養不足”かも。特に女性に多いのが、ダイエットや偏食によるタンパク質不足です。

“食べて動ける体”をつくるには、まずは栄養から。卵、豆腐、鶏むね肉、ヨーグルトなど“筋肉の材料”は、毎食1品でも意識的に取り入れましょう。

【呼吸と睡眠を整える】体力の回復は夜に始まっている

意外と見落としがちなのが、「呼吸の浅さ」と「睡眠の質」。疲れているときほど、呼吸が浅くなっていたり、眠りが浅かったりして、体の回復が追いついていないこともあります。

おすすめは、寝る前5分の腹式呼吸。ゆっくり吸ってゆっくり吐くを繰り返すだけで、副交感神経が優位になり、眠りの質がぐっと高まります。さらに、就寝1時間前のスマホオフもおすすめ。“体力=生活の質”ととらえ、内側から整えていきましょう。

「最近、疲れやすくなったかも…」と感じたら、それは体が出してくれている“変化のサイン”。無理な運動を始める必要はありませんが、できることから「体力底上げ」に取り組んでみるだけで、体も心も前向きに整っていきます。美容も仕事も人間関係も、全部“体力”がベース。今日から早速、“自分を支える体”をゆるく整えていきませんか?<text:ミミ>

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