「炭水化物を完全に抜くのはツラい…」そんな人にこそ試してほしいのが、“夜だけ糖質オフ”。朝と昼は普段通りに食べて、夕食だけごはんやパンを控えるというシンプルなダイエット法です。
夜は“太りやすい時間帯”。だからこそ糖質を控えるだけで差が出る
人の代謝は朝から夕方にかけて活発になり、夜には緩やかに低下していきます。そのため、夜遅くに糖質を摂ると、エネルギーとして消費しきれず、脂肪として蓄積されやすくなる傾向があるのです。
特に夕食後は活動量が少なくなるため、血糖値が急上昇しやすくなり、脂肪合成を促す「インスリン」も分泌されやすくなります。だからこそ、夜の糖質オフは“効率よく痩せたい人”にぴったりなのです。
朝昼はしっかり食べてOK。“夜だけ控える”が続けやすさのカギ
糖質を完全にカットしようとすると、栄養バランスが悪くなり、たとえ痩せたとしても元の食生活に戻せばリバウンドしやすくなってしまうもの。そこでおすすめなのが、「朝・昼は自由、夜だけオフ」の“ゆる糖質オフ”。
夕食では白ごはんやパンなどの主食を控え、たんぱく質(鶏肉、魚、豆腐など)や野菜、食物繊維を中心に。具沢山スープや温野菜、納豆、卵などを上手に取り入れると、満足感を得ながら自然に糖質量を調整できます。
極端なやり方はNG!“ゆるさ”が習慣化とリバウンド防止のカギ
「絶対に食べない」と決めるとストレスがたまりやすく、挫折の原因に。外食やイベント時は気にせず楽しんで、次の日にリセットする柔軟さを保つことも大事なこと。
また、“週に◯日は自由に食べてOK”など、自分に合ったルールで緩急をつければ、気持ちもラクに。続けやすさこそが、リバウンドしにくい“痩せ体質”をつくる上で重要になります。
「完璧じゃなくていい」から続けられる。それが“夜だけ糖質オフ”の魅力
夜だけ炭水化物を控える“糖質オフ生活”は、体に無理をかけず、自然に続けられるのが魅力。習慣化すれば、体も心も軽くなる“ゆる痩せルート”に順調に乗れるはずですよ。<監修:かめやまあけみ(食生活アドバイザー)>