新橋にある日本茶をテーマにした【ホテル1899東京】では、9月3日の「睡眠の日」に合わせて、『お茶と眠りのご自愛ステイ−1899 SLEEP JOURNEY−』プランを2025年11月30日(日)まで用意。リラックスするお茶や目覚めの抹茶をはじめ、「ひつじのいらない枕」などをそろえ快適な眠りを体験します。
|日本茶に触れられるホテル
【ホテル1899東京】は、1899年(明治32年)に神田駿河台に創業した老舗旅館「龍名館」が、国内外のゲストのために “お茶のあるライフスタイル” との出会いの場として2018年に開業。館内や客室は、日本茶や和の情緒を採り入れながらもモダンかつスタイリッシュ。滞在中様々な形で日本茶に触れられるホテルです。
▲新橋駅からはレンガ通りを歩いて約10分。地下鉄御成門駅から6分ほど
ホテルは新橋のビル街にあって、日除けのれんが目を引きます。日本茶とその文化を伝える和のしつらえです。

▲茶屋をイメージしたフロントでチェックイン
フロントロビーがあるのは2階。ロビー中央には木のやぐらと石で組まれたフロントカウンターがあって、チェックインは右手でおこないます。いっぽう左手のカウンターには茶釜を備え、本格的な日本茶体験ができるスペースになっています。さらにホテルが厳選したお茶やモダンな茶器も販売。日本茶についての興味を刺激されるホテルです。
|旅先で快適な睡眠に出会う “スリープツーリズム
今回ホテルが提案するのは、ビジネスや旅先で体験する快適な睡眠 “スリープツーリズム”。実際の睡眠時間のみならず、チェックインしてから客室での過ごし方、そして気持ちの良い目覚めなど、滞在を通して快適な睡眠と体調の改善を目指すプランです。

▲“自分にとっての理想の睡眠” について考えるワークシート
チェックイン時に渡されるワークシートは、自分自身の睡眠について滞在中に考えるためのものです。

▲選べる入浴剤
ホテルの入浴剤は「白茶」「柚子」「檜」「櫻」の4種類をそろえ、通常は客室にランダムに置かれていますが、プランを利用すると好きな2種類を選べます。睡眠の質向上に欠かせないバスタイムを、よりリラックスしたものにしてくれます。

▲本格的なお茶体験
プランの有無にかかわらず、ホテルに宿泊した人は15時から22時までと8時から10時までの間、2階のカフェースペースで何度でもお茶をいただけます。抹茶をはじめ、1899が厳選した6種類の茶葉をブレンドした「六煎茶」や、期間限定のお茶の3種類を用意しています。※8時から10時は抹茶のみ

▲スタッフとの会話も弾みます
お茶の話で盛り上がるのも、ホテル1899東京の過ごし方のひとつ。ホテルのスタッフはお茶のトレーニングを積んでいて知識も豊富。今は日本よりもアメリカやヨーロッパで感心が高まっている日本茶。特に初心者の人にとっては、日本茶の世界観が変わるひと時になるはずです。
|お茶と眠りで体が整う客室
ホテルの客室タイプは4種類。「スタンダードダブル」、「スーペリアダブルA -IORI-」、「スーペリアダブルB -ENGAWA-」、「コーナーデラックスツイン」で、『お茶と眠りのご自愛ステイ』は、全ての客室に対応。滞在スタイルや予算に合わせて選べます。

▲「コーナーデラックスツイン」は33.6平米
角部屋の「コーナーデラックスツイン」には大きな窓があり、窓際のベンチソファがまるで縁側のよう。電動カーテンを開けると都会のビル群が広がります。ベッドは全室に睡眠を意識したエアウィーヴを用意。ピーンと張られたデュベスタイルのシーツが上質な気分を盛り上げます。さらにベッドサイドの読書灯は抹茶と点てるときに使う茶筅(ちゃせん)をモチーフにしています。

▲お部屋で楽しむお茶の時間
客室にはホテルオリジナルのティーパックを4種類用意。コーナーデラックスツインのみ4パック中2パックがさらに上質な「富士のお茶」です。静岡県富士市の茶香房山田製茶の茶葉で、煎茶は5種類の茶葉をブレンドした香り立つ逸品。一方のほうじ茶は一番茶の茎が使われ、香り成分のピラジンが脳をリラックスさせ血行促進が期待できると言われます。さらに沸かす温度を設定できるケトルを備えるのも “お茶のホテル” ならではの気配りです。

▲プランに用意される茶香炉
プランでは茎茶の入った茶香炉を用意。スイッチを入れると香ばしいお茶のいい香りが広がって、とてもリラックスした気分。

▲スタッフが厳選した本で心もリラックス
睡眠時間の前にはテレビを消し、体内時計を狂わすといわれるスマートフォンやパソコンを避け、ゆったり読書をするのもストレスや緊張を和らげてくれます。客室によってランダムに用意された本は、スタッフが選んだ夜空や名建築などの写真集、お茶に関する書籍をはじめ小説や短歌など。睡眠の30分から1時間前に読書をするのがおすすめです。

▲プランに用意される「ヒツジのいらない枕 -調律-」
ヒツジを数える間もなく入眠できるという高機能枕「ヒツジのいらない枕 -調律-」も用意。ゼリーのような柔らかい高品質素材と三角構造で頭をサポートしつつ、抜群のフィット感を実現。中の詰め物を調整すれば14段階で高さを変えられます。旅先でいつも枕が合わないという人は、ぜひ試してみてください。そしてパジャマの胸元に刺繍されている図案は、お茶の木の枝先にある “一芯二葉”。品質の高いお茶になる部分です。

▲タブレットで一括管理
エアコンの温度や室内照明、電動カーテンの開け閉めのほか、フロントへの電話などもタブレットでできます。翌朝急いでいるときはタブレットでのチェックアウトも可能です。

▲洗い場付きのバスルーム
コーナーデラックスツインのみ水回りが独立タイプで、レインシャワーとボディーシャワーがついています。すべての客室にあるシャンプー類は、緑茶から抽出したカテキンを配合したペリカン石鹸のトリプルC。緑茶のほのかな香りがして、ボディーソープはしっとり系。その他のアメニティー類も充実しています。
|抹茶を点てて目覚める朝
抹茶を飲んだことはあっても、実際に点てたことのある人は少ないと思います。『お茶と眠りのご自愛ステイ』プランでは、7時30分から2階のティーラウンジで30分間、茶バリエに教わりながら抹茶を点てる体験ができます。特に抹茶は緑茶よりもカフェインが多く含まれ、眠気を覚ますほか、テアニンなどの成分がリラックス効果や集中力を高めるなど、目覚めの一杯としても効果的です。

▲翌朝のお抹茶体験「ご褒美の一服」
茶道具がそろえられ、お茶を点てるときの所作も丁寧に教えてもらえるます。茶道具はそれぞれ持ち方や手にしたときの向き、扱い方なども決まっていて、まさに武道や書道などと共に、日本古来からある文化=「道」なのだと実感します。

▲抹茶をお茶碗に入れます
棗(なつめ)に入っている抹茶を茶杓(ちゃしゃく)ですくい、温めたお茶碗に入れます。お湯は3口で飲め量を目安に注ぎます。

▲姿勢を正してお茶を点てます
実際に茶筅(ちゃせん)を使ってお茶を点てるのもコツがあって、上手に泡立てる方法も教えてもらえます。

▲抹茶の出来上がり。
理想は、抹茶の表面がキメ細かなクリーミーな泡で全て覆われること。初心者にはちょっと難しいですが、なんだか心が整ってすがすがしい1日の始まりになりました。抹茶を楽しんだあとは、朝食です。ホテル1階にある日本茶専門カフェ「チャヤ1899東京」で、ビュッフェに並ぶオリジナルメニューを楽しめます。お茶ソーセージや抹茶パンなど他では味わえないお茶料理が並びます。
|部屋でもお茶を
ホテルのチェックアウトは12時。朝食の後、時間がたっぷりあったのでお茶を淹れてゆったりと過ごしました。普段はペットボトルの飲みやすく作られたお茶に慣れてしまった私たちですが、新茶をはじめ、香ばしかったり、渋みがあったり、濃厚な出汁のような味だったりと、茶葉の種類や焙煎の方法、淹れ方などによって実は多彩な味がある日本茶。そんな世界を垣間見ることができるホテルステイでした。

▲客室の可愛らし急須は「 63 ロクサン × JINSUI 丸型急須 tokoname 」
日本茶をテーマにした【ホテル1899東京】が用意する宿泊プラン『お茶と眠りのご自愛ステイ−1899 SLEEP JOURNEY−』。今回はリラックスするためのお茶や、目覚めのお茶、そして香炉で炊いたお茶の香りなど、睡眠にも関連したお茶体験ができました。旅先で、いつもとはちがうホテルステイ。