「毎日1時間走ろう」「筋トレは絶対休まない」など、高すぎる目標を掲げて挫折した経験はありませんか? ダイエットに必要なのは“ストイックさ”ではなく“継続できる習慣”。過度な努力は心身を疲弊させ、むしろ失敗の原因になりがちです。
頑張りすぎは長続きしない
短期間で成果を出そうと、毎日ハードな運動を詰め込む人は少なくありません。ですが、筋肉には修復のための休養が必要で、休みなく動き続けると疲労が蓄積し、ケガや体調不良のリスクが高まります。
さらに「こんなに頑張っているのに成果が出ない」と焦りが募ると、運動自体が嫌になり、最終的には“ゼロ運動”に逆戻り…。これでは本末転倒です。ダイエットは短距離走ではなくマラソンのようなもの。頑張りすぎて燃え尽きるより、無理なく続けられるペースを作ることが成功の近道になります。
モチベーションには“波”があって当然
目標通りに運動習慣が続かなかったからと、「モチベーションをキープできない自分が悪い」と自分を責める必要はありません。人のモチベーションは常に一定ではなく、体調や忙しさによって波があるのは当然。大事なのは「サボった」と自己嫌悪するのではなく、「今日はできなかったけど明日はまたやろう」と柔軟に切り替えることです。
小さな行動でも積み重なれば大きな変化になります。ウォーキングを10分だけ、ストレッチを数分だけでも十分。「少しでも体を動かせばOK」と思うことで、続けやすさは格段に上がります。
高い目標ではなく、小さな運動習慣の積み重ねを“目標”にする
続けられる運動習慣を作るためのコツは、ハードルを下げて生活の一部に組み込むこと。
・毎日1時間のランニングをめざすのではなく、週3回30分のウォーキングをする
・全身の筋トレメニューを満遍なく行うことをめざすのではなく、毎日10分スクワットか腹筋運動をする
という感じです。こうした“ゆるめの目標”は達成しやすい分、自然と習慣化しやすいはず。さらに「朝の歯磨き後にストレッチ」「お風呂の前にスクワット」といった生活習慣に運動をプラスするようにすると、無理なく続けられる仕組みとなります。
ダイエット成功の鍵は「無理なく続けること」。高すぎる目標ではなく、小さな習慣を積み重ねることが、結果的に理想の体型への近道になることを意識して、今日から“続けられる運動習慣”を育てていきましょうね。<取材・文:beauty news tokyo編集部>