ヘルシンキから鉄道で2時間ほどの距離の第二の街のタンペレはかつて工業地帯として発展し、現在はレンガ作りの工場の跡地がお洒落にリノベーションされた施設が注目を集めています。
今回はフィンランド第三の都市で「西の都」と呼ばれるかつての古都、トゥルクの街をご紹介します。フィンランドの西南部に位置するトゥルクは、「西の都」と呼ばれるのに相応しい趣のある街です。地理的にスウェーデンと近く、大きく影響を受けながら発展しました。トゥルクにはスウェーデン語を話し、スウェーデンの文化背景を持つ人たちが今も暮らしています。
実はムーミンの作者トーベヤンソンもスウェーデン系のフィンランド人で、ムーミンの原作はスウェーデン語で執筆されました。
トゥルクからほど近いナーンタリにあるテーマパーク「ムーミンワールド」は、日本からの観光客にも人気のスポットです。

トゥルクは第三都市でありながら、風情のある落ち着いた雰囲気のコンパクトな街です。






緑の尖がり屋根が特徴のトゥルク大聖堂はこの街の象徴的な存在で、700年もの歴史を持つフィンランドで最も古い教会の一つ。
高さが100メートルを超える塔を目印にして街歩きを始めてみましょう。



レンガ造りのレトロな建物内には小さなお店が何軒も営業しており、カフェや地元の食材を使ったレストランが営業しています。




マーケット周辺や市内中心部からトゥルク湾の方角へ向かう1番バスに乗車して、この街一番の観光名所のトゥルク大聖堂へ行って見ましょう。



ぜひフィンランドを訪れた際には、ヘルシンキ以外にもトゥルクやタンペレなどの地方都市も訪ねてみてください。
