「家でもおいしい玄米」の提案
江戸時代には、年貢米を貯蔵するための倉庫が立ち並んでいた「蔵前」。そんな隅田川のほとりから、つと一本入った倉庫街の一角には、白地に紺で「結」の屋号を染めた、粋なのれんが揺れています。からりと引き戸をひらけば、寝かせ玄米のごはんパックや玄米甘酒、伝統的な製法の調味料やお酒など、こだわりの商品が並んだスペースが広がります。
「外で食べるだけではなく、家でも玄米生活を続けられるように」
そんな「結わえる本店」のコンセプトが詰まっている、ストアスペース。続けるためのアドバイスを伝えたり、寝かせ玄米や、梅干し、漬物などの伝統的な日本食を作ってみるワークショップを開催しているのも、その想いから。
毎日続けたくなる、おいしさへのこだわり
寝かせ玄米は、炊き立てはぼそぼそしがちな玄米を、数日保温しながら熟成させるという食べ方。寝かせることで、甘みと香ばしさが引き出されます。まるで赤飯のようなもちもち感と華やかさが、その特徴。シンプルなおかずによくあい、腹持ちが良いしっかりとしたごはんは、満足感の高い一食に。
そして“メリハリ寝かせ玄米生活”とは、朝は抜き、昼は寝かせ玄米とシンプルな和食のおかず、そして夜は食べたいものを好きなだけ食べるという、「結わえる本店」式の食生活のひとつの形。
「食事はおいしくないとだめ。『正しいこと』ではなくて、80点でいいから『できること』を伝えていきたい」という、「結わえる本店」の想いがこもっています。
季節の和食で、疲れた身体のリセットを
ランチタイムは、カフェテリア形式。寝かせ玄米とおばんざいに漬物、具沢山の汁物の一汁二菜を選び取る「箱膳定食」か、そこにさらに肉か魚の主菜を加える「ハレ箱膳定食」のシンプルな和定食を。
ディナータイムは、現代風にアレンジされた季節の和食を肴にして、好きなものをすきなだけ。樽生クラフトビールや、こだわりの純米酒にどぶろく、ワイン、本格焼酎など、国産にこだわったお酒も楽しめます。お酒だけではなく、ヘルシーなノンアルコールドリンクも充実。
文/中岡知美
スポット情報
- スポット名:結わえる
- 住所:東京都台東区蔵前2-14-14
- 電話番号:03-5829-9929
※本記事上の情報は公開時点のものになります。最新情報は公式ホームページにてご確認ください。