無印良品で人気の「壁に付けられる家具」。専用のプッシュピンとフックを使い、壁を大きく傷付けずに取り付けられる棚や箱などのシリーズです。
無印良品の長押(なげし)とは?
長押(なげし)とは、昔ながらの日本家屋に見られる柱と柱をつなぐ横板のこと。この横板が、壁との間にすき間をつくります。長押は和室によく見られるもの。無印良品では、この日本らしい建築材からヒントを得て、現代の暮らしに合う長押を商品化しました。
■横幅44cmと88cmの2サイズ
無印良品の長押は、横幅44cmと88cmの2サイズ。カラーはナチュラル、ブラウン、ライトグレーの3色で展開されています。mujikkoさんは、ナチュラルカラーのオーク材、2サイズを絶妙なバランスで取り付けました。壁に動きが出て、ディスプレイがいきいきと見えますね。
使い方その① 引っ掛ける
無印良品の長押の使い方で多いのは、引っ掛ける方法です。長押は奥行が4cmで、そのうち3cmの溝があります。この溝部分は、ハンガーやフックを掛けるのにちょうどいい深さ。壁の好きな位置に取り付けられるので、ユーザーさんは用途に合わせて使いこなしています。
■玄関先の洋服掛けに

penta_roomさんは玄関先に取り付けて、お子さんの上着や帽子掛けにしています。昔ながらの長押は襖の上部に固定されたものですが、この無印良品の長押なら、好きな場所に取り付けられます。こんな風に低めに取り付けたら、お子さんも使いやすいですね。
■デスクまわりに小物を掛けて

PCデスクの脇に取り付けて、小物収納に使われているtaramoさん。ティッシュボックスやカゴを引っ掛けながら、上の溝部分には雑貨をディスプレイ。こんな風にちょっとした飾りが、お部屋のアクセントになりますね。
■玄関で傘掛けに

玄関の上部に取り付けて、傘掛けとして使うfraise.naoさんのアイデア。長押の溝部分は3cmあるので、傘もしっかりはまるんですね。傘立てを置かずに、省スペースになります。
使い方その② 立て掛ける
無印良品の長押の特徴は、シンプルな横ラインに程よい溝があること。この溝部分は本や写真など、あまり厚みがなくて面で見せたいものを立て掛けるのに、とても便利。ユーザーさんの立て掛け技を見てみましょう。
■パネルを立て掛けてディスプレイに

ファブリックパネルやバスロールサインを立て掛けた、rikakoさんの長押。北欧雑貨でコーディネイトされています。こちらはブラウンの44cmと88cmの2サイズ。
■絵本を立て掛けてギャラリーに

meeさんは、お部屋のコーナーに長押を3本取り付けて、絵本のプチギャラリーに。こちらは横幅88cmのライトグレーです。白に近い色なので壁なじみが良く、カラフルな表紙の絵本が引き立ちますね。
■カウンター下をブックスタンドに

こちらはキッチンカウンターの下に長押を取り付けて、ブックスタンドに。Tacciさんのように、表紙の美しい雑誌や写真集などを立て掛けると絵になりますね。ブラウンの長押が床色とも調和して、シックな大人のライブラリーのようです。
こんな使い方も!
引っ掛けたり、立て掛けたり、使い方が自由自在な無印良品の長押。何も掛けないときはシンプルなラインに見えるので、圧迫感がなくスマートなのが魅力。このシンプルな長押、ユーザーさんはアイデアあふれる使い方をされています。
■高い所に付けて、お札置きに

Kanairoさんは、壁の高い位置に長押を取り付けて、神棚代わりとして使われています。3cmの溝部分がお札を立て掛けるのにもぴったりですね。洋室の中に、和の要素をさりげなく持ち込むアイデアです。
■ギターを引っ掛けて

和室の壁に3本の長押を取り付けて、ギター置き場にされているainowa.さん。長押は楽器を掛けるのにも活躍するんですね。ガーランドの飾りが、さらに楽しい雰囲気を盛り上げてくれます。
■iPadスタンドに

携帯電話やiPadを充電するとき、床に置いたままにすることもありますよね。Tsubasaさんは、壁の低い位置に長押を取り付けて、iPad置き場に。これならコードが床でからむことなく、スッキリしますね。
いかがでしたか?無印良品で人気の「壁に付けられる家具」シリーズ。今回注目した長押は、薄くて圧迫感なく壁にアクセントを付けられる優れものです。ぜひみなさんも、用途に合わせてお部屋に長押を取り入れてみませんか?
執筆:Aoyamay