大人になると触れる機会が少なくなる粘土ですが、最近は種類も豊富で、ハンドメイドの材料としても大活躍してくれます。お部屋に飾ったり実用品が作れたりと、作品の幅もぐっと広がりますよ。
ディスプレイアイテム
粘土で形を作ったり塗りつけたりすることで、多種多様なディスプレイアイテムを作ることができます。そのまま飾るのもいいですが、アレンジを加えるとさらにインテリア感が増しそうです。子どものころに夢中になった粘土遊びを思い出しながら、楽しんで作り進めたいですね。
■おうち型オブジェ
アンティーク調のおうち型オブジェを作っていたmayumamaさん。粘土は成形でなく、壁材として活用していました。石粉粘土を溶いて、端材で作った家型に塗っていくと、漆喰のような味のある質感が出せるんだそうです。英字新聞や古切手のデコレーションも絶妙です。
■壁に取り付ける鳥のオーナメント

マリメッコのファブリックパネルによく似合う鳥のオーナメント。この壁付けオーナメントも粘土で作った作品なんです。躍動感があって、ナチュラルなお部屋のアクセントにぴったりです。ダイソーの軽量粘土を使っているので、安心して壁に取り付けられますね。
■粘土のフェイクグリーン

こちらのキセログラフィカは、上が本物、下は粘土で作ったフェイクなんです。違いが分からないくらいリアルに作り上げられていました。樹脂粘土に水性絵の具を混ぜて葉っぱを一枚一枚再現しているんだそうですよ。
■ハンティングトロフィ

紙粘土で作ったとは思えないくらいダイナミックな仕上がりのハンティングトロフィです。好みのお顔に仕上げられたら達成感も味わえそうな大作ですね。ただ飾るだけでなく柄のフレームに取り付けることで、さらにスタイリッシュな雰囲気を作りだしているのも参考になります。
インテリア雑貨
居心地がよくオリジナリティのあるお部屋を、インテリア雑貨の粘土細工でかなえませんか。粘土だからこそできる自由な造形を存分に活かして、存在感のある作品に仕上げたいですね。フリーハンドの温もり感じられる作品が作れるのも魅力です。
■北欧風の一輪挿し

お花の色が映えるまっ白な一輪挿しは、石粉粘土で作られた作品です。オブジェとしても活躍しそうな北欧テイストのフォルムも素敵ですね。シンプルになりがちな一輪挿しも、好みのスタイルで仕上げることでオリジナリティを与えられます。
■フレーム

ダイソーのふわふわ軽量粘土に、型押しで模様を付けるというアイデアを紹介してくださいました。柄がかわいい鉢を粘土の上で転がすようにして、この模様を付けているんだとか。発想の豊かさで作り上げられた作品ですね。アンティーク調の仕上がりで、ディスプレイスペースの主役になってくれそうです。
■カレンダー

万年カレンダーを手作りしていたharuさん。月と日のパーツはセリアの木かる粘土を使って作っているんだそうです。
実用アイテム
最後は、日常の中で使える実用アイテムの作品をご紹介したいと思います。使いながらも、目でも楽しむことができるアイデア満載の作品ばかりです。材料が粘土とは思えない、クオリティの高さも見どころです。
■箸置き

高級感漂うもみじの箸置きも粘土で作った作品です。石粉粘土でかたどり、金と銀にペイントして上品に仕上げていました。テーブルに華やかさをプラスする特別なアイテムとして活躍してくれそうです。お客さまなどのおもてなしに加えれば、話題のまとになること間違いありませんね。
■しおり

読書が好きなhanaさんは、ブックカバーとしおりを手作りして、読書中も気分があがる工夫を取り入れていました。しおりは木かる粘土で作っているんだとか。少しざらっとした質感が出ていて、レザーのようにも見えますね。他にはない特別な読書タイムが味わえそうです。
■トレイ&プレート

大理石のトレイとプレートをダイソーの樹脂粘土で作ったnmhmaiさん。大理石独特の模様を見事に表現したスキルの高さに驚いてしまいます。
粘土という概念を超えるような映える作品ばかりでしたね。いろいろなタイプの粘土があるので、ハンドメイドの可能性が広がるのも感じました。想像を形にして、お部屋の彩りに粘土細工を加えてみてはいかがでしょうか。
執筆:Hirari