■贅沢な癒しと小回りの利く、住まいの真ん中

ダイニング・キッチン側も見ていきましょう。ロフトを上に擁するキッチンは、yamamaさん宅のちょうど真ん中でもあります。壁付けI型のキッチンをベースに、壁に沿って家電をL字にレイアウトしているので、小回り抜群なのに広々としています。そして特徴的なブルーのタイルは、インテリアのアクセントカラーをブルーに定めるきっかけでもあるそう。LDK全体がシームレスな空間だからこそ、このタイルの色と質感による明確な変化は、メリハリのあるゾーニングとしても高い効果を発揮しています。

キッチンの上、ロフトにはプロジェクターが設置されています。投影されるのは、その正面にある吹き抜けの壁。こちらは、リフォームの際にプロジェクター用の素材に変えたそうです。そのため、ダイニング・キッチン・ロフトは、抜群の画質で映像を楽しめるとっておきの場所だとyamamaさんは語ります。このプロジェクターは、特にご主人のお気に入りで、就寝前の『深夜食堂』が癒しの時間だとも教えてくれました。
■工夫が詰まった、お気に入りのファミリークローゼット


yamamaさんにお住まいで一番の場所をお伺いしたところ、『収納です』とのことでした。賃貸として住まわれていたころは、使いづらさが気になっていたという、押し入れと主寝室のクローゼットをリフォームでひとまとめにしました。ファミリークローゼットとしてリニューアルした収納は、懐も深く使い勝手抜群そうですね。この場所に収まる量を持ちものの限度とみて、整理整頓しているのもyamamaさんならではの暮らしづくりのポイントです。
また、お気に入りの理由はディティールにも秘められています。よく見ると壁紙の中に、ほっこり可愛い北欧のキャラクターが隠れているんです。飽きを知らない愛されキャラクターはこれから先もずっと、暮らしのちょっとした瞬間に癒しと笑顔を与えて続けてくれるのではないでしょうか。