「マクラメ編み」とは、紐を編んだり結ぶことを繰り返して、美しい模様を生み出す技法です。専用の道具がいらないので手軽に始めることができ、編み方やアレンジの豊富さから一度ハマると抜けだせない奥深さがあります。
マクラメ編みで壁飾りを作る
まずはマクラメ編みの壁飾りをご紹介します。ボヘミアンインテリアをはじめとした、さまざまなテイストに似合うマクラメ編み。色や形を変えて、ご自宅のインテリアにあった壁飾りを作られているユーザーさんをご紹介します。
■タペストリー
Pikakeさんはグラデーションカラーのマクラメ糸を使って、タペストリーを作りました。パステルカラーとワンポイントのビーズが、ゆめかわいい仕上がりですね。使う色によって、さまざまな表情を楽しめそうです。
■リース

micoさんのPCコーナーを彩るのは、壁に飾られたマクラメリースの数々。ひとつひとつ形や編み方が異なり、どれもが繊細な美しさです。まるで大輪の花が咲いているような華やかな空間に、思わずうっとりしてしまいます。
■正月飾り

玄関のお正月ディスプレイに、マクラメ編みを取り入れたmamyuさん。両側には日本のくみひもの飾り結びを思わせるデザインを、中央にはナンテンをあしらったしめ飾り風のリースを飾って、伝統と流行を見事にミックスされています。
お部屋のファブリックをマクラメ編みにチェンジ
続いてご紹介するのは、マクラメ編みで作るファブリックアイテムです。ざっくりとした編み目は、お部屋の表情を柔らかに居心地の良い雰囲気にしてくれますよ。インテリアとのコーディネートも参考になります。
■テーブルランナー

yumegu8さんがマクラメ編みで作ったのはテーブルランナーです。シンプルな編み目と、グレーのラインがモダンな表情で、和食器と合わせてもしっくりと馴染みます。白い南部鉄瓶の急須など、テーブルコーディネートもすてきですね。
■クッションカバー

yuuyuさんはマクラメ編みでクッションカバーを作りました。同系色のソファーの上で使っても、美しい編み目やフリンジが確かな存在感を放ちます。ホワイトインテリアを損なわず、素材だけで変化をつけたいときもマクラメ編みはおすすめです。
■のれん

やんわりと目隠しをしてくれるマクラメ編みののれん。編み目の隙間を詰めれば目隠し効果があがり、yukiさんのように隙間を開けると涼し気な雰囲気になります。日差しを浴びて壁に美しいシルエットが落ちる様子が映えますね。
異素材とマクラメ編みを組み合わせる
木材などを使ったDIYや既製品のリメイクに、マクラメ編みを組み合わせているユーザーさんもいらっしゃいました。マクラメ編みがプラスされるだけで、オリジナリティもさらにUPしますよ。
■ホルダーカバー

nya-さんはDIYされたサニタリー収納付きのペーパーホルダーに、マクラメ編みのカバーをプラスされました。ふわふわ素材のトイレカバーやマットにも雰囲気がマッチしています。居心地の良さそうな明るく優しいトイレ空間になりました。
■デスクライト

ダイソーで人気の「アンティーク調ライト」。miho.okuさんはマクラメ編みのシェードでリメイクしました。華がありながらも控えめな甘さが、どんなインテリアにも合わせやすそうです。点灯したところも見てみたいですね。
■マガジンラック

kemeさんが作ったのは、マクラメ編みのマガジンラックです。たっぷりとあしらわれたフリンジが中身を隠してくれるので、お部屋をスッキリと片付いた印象にしてくれます。クッションやブランケット入れとしても使えるそうですよ。
■スツール

元はピンク色だったというスツールを、お部屋に合わせてBOHOスタイルにリメイクしたaiaiさん。白い布に張り替えて、周りにマクラメの飾りを取り付けています。使わなくなった家具もこんなに素敵に生まれ変わるなら、ぜひ真似してみたいですね。
まずは基本の編み方、次は別の編み方、慣れたら自由に組み合わせて……と、上達するにつれバリエーションが増えていくのも、マクラメ編みの醍醐味です。皆さんもマクラメ編みにトライして、自分だけのオリジナルアイテムを作ってみてくださいね。
執筆:mutu