RoomClipユーザーの収納に関するtipsを紹介する「収納のコツ」連載。
今回は、穏やかにモダンでナチュラルなインテリアづくりをされているtan5さんに、収納の工夫やこだわりをお伺いしていきます。
今回教えてくれたユーザーさん♪
tan5さん小さい頃からインテリアに興味がありました。グリーンを育てながら自分だけでなく、家族みんなが居心地良く過ごせるような空間づくりを意識しています。『かんたんキレイ』、『余裕をもった』収納を心掛け、楽しみながらお気に入りが映えるお家を目指しています♪
分かりやすくてしっくりくる、家族に優しいスタイル
tan5さん宅は、北欧のエッセンスが漂うすっきりと穏やかな空間です。品よく適度に見せたい物を魅せ、生活感や雑多は感じさせないスタイリングが特徴。どのような収納をすると、心地よく落ち着く眺めを『日常』にできるのでしょう。まずは、収納のこだわりや大切にしていることを教えてください!
tan5さん「家族で使うものは、誰が見てももわかりやすく収納するようにしています。棚にはシンデレラフィットするように白いボックスをセットして、用途別に分類&ラベリング。よく使うものはゴールデンゾーン(一番触れやすい場所)にしまいます。また、量や間隔に気をつけながら、扉を開けた時にワクワクするように食器をしまっているのもこだわりです。」
なるほど、目に映る眺めには家族の居心地の良さ、目につかない収納の中には家族の暮らしやすさが込められているんですね。扉を開けた時のワクワク感も、家事や片付けを億劫にしない素敵なアイデアだと感じました。ここからは、使いやすい、ワクワクする、家族みんなの快適といった理想がギュッと詰まったtan5さん宅の実際の収納の中身を拝見させていただきます。
場所別に考える、家族が満足する収納3つ
■その1 リビング・ダイニングは、見せる&隠すのメリハリをつける
「リビングの棚は便利な場所にあるからこそ、とりあえずの置き場にもなりやすいです。気が付くとどんどん物が増えて、棚がいっぱいになっていることも。その中でもリビングの雰囲気を損なわないよう、物と物の間隔に特に気をつけています。同時に意識しているのは、見せるパートと隠すパートを使い分けること。
例えば、目線よりも下になる位置には無印良品の引き出しをセットし、文具の定位置にしました。逆に目線より上は、お気に入りのディスプレイ(見せる収納)スペースです。見せたい物を飾る時は、必ず棚いっぱいにせず余白をとるのを心がけています。心を込めた分、幸せな眺めになる気がします。」
■その2 キッチンは、ラベリングで分かりやすい家族参加型に

「我が家は私も夫も子どもも、キッチンに立ち料理をします。そのため、キッチン収納はラベリングをして、どこに何があるのかわかるようにしました。必要な物にサッと手が届く、ストレスのない配置にしているのもポイントです。『最後の一本を開けるよー』とか『使い終わった』とか、在庫状態も都度教えてもらえるので助かります。」
■その3 子どもまわりの収納は成長と共にアップデート

「子どもの物は、成長に合わせて収納スタイルを変えています。小さい間はボックスを何個か用意して、フィギュアやブロック、クルマなどを大まかに分類。ほぼ、投げ込むだけでOKな収納でした。これなら、子どもだけでも簡単に片付けられます。大きくなった今は、好きなものに囲まれた空間になるよう、飾ることを楽しむスタイルに。飾れない物、ときめきが弱い物は引き出しなどに隠してしまいます。楽しめるから、片付けのモチベーションが高まる。そんな子どもコーナーになっています。」
オススメの収納アイテム
ITEMRine(リイネ)バイカラーキャビネットPRICE12,571円(税込)
バイカラーのデザインとグレージュがとても部屋に馴染みます。魅せる収納、隠す収納、両方できて使いやすさも抜群。
最後に、収納が苦手な方へのアドバイスをいただきました
tan5さん「苦手だなって思っちゃうと、家にいることも嫌になってしまうと思います。目に見える光景が紙や日常品にあふれていたらがっかりするし、子どもとケンカになればもっともっと苛立って掃除もしたくなくなると思います。まずは一箇所(靴箱やカラーボックスなど)だけでもいいので、いらない物と上手くお別れして、お気に入りだけにしてみてください。もし、なかなか手放せるものがなくて物の量が多くなってしまっても、色や素材を統一するとすっきり見せられます。物にも自分にも余裕をもった収納づくりができますよ。」
余裕を持って、分かりやすく

tan5さんの収納は、自分思いで家族思いでした。すっきりと隠すが完全にイコールでないのも素敵なところです。見せる必要のない物は的確にしまい、見せたい・見ていたい物を余裕を残して飾るのがtan5さん流。
また、お子さんの興味や好きもきちんと尊重されていることも分かります。家族の個性を活かし、すっきり心地良い空間をつくり出すってなかなか大変ではないでしょうか?でも、それができたら最高です。だからぜひ、それを実現しているtan5さんのアイデアやアドバイスを参考にしてみてください。
執筆:RoomClip mag 編集部