環境にも人にもやさしい♪汚れに合わせて賢く行うナチュラルクリーニング

化学薬品を含まない、自然由来の素材を使って、汚れを落とす「ナチュラルクリーニング」。環境にも人にもやさしく、経済的な掃除方法として、ますます注目が高まっています。

クエン酸

クエン酸は柑橘類や梅干しなどに含まれる、弱酸性の成分。水垢や尿石など、アルカリ性の汚れを中和してくれます。蛇口まわりなどのこびり付いた水垢は、クエン酸パックでスッキリ！食洗機のお手入れやトイレ掃除にも大活躍です。

■クエン酸パックで水垢落とし

洗面台のシャワーヘッドに付いた水垢。ユーザーさんはクエン酸を使って掃除されています。クエン酸を含ませたキッチンペーパーを巻き付け、さらにビニール袋をかぶせてパック。

■食洗機もステンレス製品もピカピカ

撮影：75さん

クエン酸で食洗機のお手入れをされているユーザーさん。その際、水切りや洗剤カゴなどのステンレスアイテムを入れて、一緒に洗浄されているそうです。食洗機本体がきれいになると同時に、水垢でくもっていたステンレスもピカピカに♪一石二鳥のナイスなアイデアです。

■クエン酸スプレーでトイレ掃除

撮影：zuzuさん

ユーザーさんはトイレ掃除に、クエン酸スプレーを活用。便器内やふち裏の汚れにスプレーしただけで、黒い膜のような汚れが簡単にはがれたそうです。水垢だけでなく、尿石やアンモニア臭といったアルカリ性の汚れが多いトイレ。

重曹

お菓子作りや野菜のあく抜きなど、料理にも使われる重曹。弱アルカリ性の性質を持ち、油汚れや皮脂汚れ、焦げなどの酸性の汚れに効果的です。粉末の重曹は研磨効果があるので、クレンザーとしても役立ちます。

■鍋の頑固な焦げ付きに

撮影：maroさん

鍋の焦げ付きが取れず、お困りの方必見です。ユーザーさんは鍋に水と重曹を入れて、煮ること10分。2～3分で頑固だった焦げが浮いてきて、10分煮てスポンジでこすると、見事にきれいになったそうです。ちなみにアルミの鍋は変色することがあるので、注意が必要です。

■レンジの庫内掃除に

撮影：tomoさん

油はねや液だれ。焦げなどで汚れるレンジの庫内。ユーザーさんは重曹を使って掃除されています。マグカップに水200㏄と重曹小さじ1杯半を入れ、600Ｗで5分加熱。扉を開けずに20分放置したあと、汚れを拭き取るそうです。重曹は消臭効果もあるので、ニオイも取れてスッキリですね♪

■人工大理石の着色汚れに

撮影：tokonekoさん

クレンザー効果もある重曹。ユーザーさんは、人工大理石のシンクに付いた、着色汚れを落とすのに使用されています。汚れが気になったら、布巾にちょんと付けてこすると、すぐにきれいになるそうですよ。

セスキ炭酸ソーダ・過炭酸ナトリウム

セスキ炭酸ソーダは、天然の鉱物から作られる洗浄剤です。重曹よりも強めのアルカリ性で、頑固な油汚れにも効果的。水に溶けやすく、スプレー液を作りやすいのもメリットです。自然由来の漂白剤、過炭酸ナトリウムもアルカリ性。ツンとしたニオイがないのが特徴で、漂白・除菌・消臭と万能に使えます。

■魚焼きグリルの掃除が楽に♪

撮影：kedarakeinumomoさん

ベトベトの油汚れが付いた、魚焼きグリルの庫内。きれいにするのは本当に大変です。

■黒ずんだ玄関タイルもきれいに

撮影：fleur-mamanさん

玄関タイルに付着した黒ずみ。酸性の性質を持つので、掃除にはアルカリ性のセスキ炭酸ソーダが役立ちます。ユーザーさんは、黒ずんだタイルにセスキ水をスプレー。5～10分程置いてから水拭きしたり、メラミンスポンジでこすったりするそうです。

■洗濯槽の汚れをしっかり撃退

撮影：asさん

酸素系漂白剤とも呼ばれる過炭酸ナトリウム。洗濯槽クリーナとしても優秀です。ユーザーさんが使ってみたところ、洗濯槽内側の茶色い汚れの膜が、どんどん浮いてきたそうです。汚れがしっかり取れるのに、環境や人体にやさしい安心素材というのが、うれしいポイントですね。

■浴槽での浸け置き洗浄に

撮影：KYONさん

過炭酸ナトリウムを使って、風呂釜の洗浄をされているユーザーさん。風呂いすやふたなどのバスグッズを浴槽に入れ、一緒に浸け置き洗いされています。普段の掃除だけでは落としきれない汚れも、これでスッキリ！清潔なお風呂で、心も体もリフレッシュできますね。

ユーザーさんが実践されている、ナチュラルクリーニングの実例をご紹介しました。どの洗浄剤もドラッグストアや100円ショップなどで手軽に購入でき、使い方もシンプルです。みなさんもナチュラルクリーニング、始めてみませんか？