RoomClipユーザーの収納に関するtipsを紹介する「収納のコツ」連載。
今回は、ホワイトを基調にしながら北欧のエッセンスを楽しむインテリアづくりをされているmoca19さんに、きれいを保つための収納の工夫や意識の仕方を教えていただきました。
今回教えてくれたユーザーさん♪
moca19さん整理収納アドバイザー1級、ルームスタイリスト1級です。夫、高校生の息子、小学生の娘、猫と私の4人と1匹、築12年の戸建て暮らしをしています。今は、パートをしながら主にインテリアについての発信をしています。プチプラでいかに可愛く、おしゃれにするかを考えて、日々お家のアップデートをしているところです。
疲れていても自然と戻せる仕組みづくり

moca19さん宅は、清潔感とぬくもりのバランスが心地の良い空間です。そしてそれは、普段は閉じているであろうキッチン背面の大容量収納庫を全開にしても変わりません。爽快なまでに整った収納は、インテリアとしても絵になりますね♪でも、どんなことを意識して収納づくりをすれば、このように美しく整えることができるのでしょう……。まずは、moca19さんが大切にしていることや、こだわっていることから教えていただきました。
moca19さん「意識しているのは『自然に戻せる収納』です。疲れていても体が勝手に動くような仕組みづくりを優先しています。映える収納よりも、出しておくのか、引き出しにしまうのか、どちらが心地よく家事ができるのかを自分ファーストで考えるのがこだわりです。手間もありますが、細かく考えていくと時短にも繋がります。」
素敵な考え方ですね。『疲れていても身体が動く』『自分ファースト』これは、多くの方にとって魅力あるキーワードではないでしょうか?ここからは、そんな理想的な収納を実現するための3つのアイデアを、キッチン収納を拝見させていただきながらご紹介していきます。もちろんキッチン以外の場所でも応用できるアイデアばかりですので、お見逃しなく!
毎日キッチンリセットしたくなる収納の工夫3つ
■その1 いつも使うものを把握する


「いつも使うものをピックアップし、最優先で一等地に収納しています。同じ引き出しの中でも、どこに置くのがベストかを考えます。
■その2 散らかりがちなものを知る


「なんかすっきりしないな、と思っているだけでは漠然としています。そこで、具体的にどんなものがそのへんに置かれているのかを把握しようと思いました。結果、私の場合は、数回使うペットボトルのキャップがいつもその辺に転がっていたため、引き出しに定位置をつくりました。ペットボトルもファイルボックスに入るだけ、と決めています。」
■その3 お気に入りでそろえていく


「毎日立つキッチンなので、お気に入りのグッズを少しずつそろえていくことにしています。それが『きれいに保ちたい』というモチベーションにもなるから、毎晩のリセットも苦にならないんです。お掃除グッズも気分が上がるものをすぐ手の届く場所に収納することで、毎晩のリセットも気分よくできるようになります。」
オススメの収納アイテム
ITEM無印良品のポリプロピレン小物収納ボックス6段PRICE2,990円(税込)
6段に分かれているので、細かいものの収納にとても便利です。中はあえて仕切らずに余裕をもたせて収納すると、忙しいごはんづくりの合間でも取り出しやすいです。引き出しもスッと扱えるのが良いです。見える場所ならホワイトを、目立たない場所なら半透明の方を使うといった使い分けもおすすめです。
最後に、収納が苦手な方へのアドバイスをいただきました
moca19さん「収納を考える前に絶対しないといけないことが『整理』です。ここを飛ばしては使い勝手のいい収納はつくれません。私は『まだ使えるかもしれない』となんとなく持っているものも、『これを自分はどうして持っているのか』問いかけながら見直しています。すると、今使いたいものだけになっていくんです。
ザワザワしない景色のつくり方

お気に入りのものは、いつ見ても心が弾む眺めの中にあって欲しい……そう思いませんか?ごちゃついた中に埋もれさせてしまうのはもったいない。知らず知らずそう思っているものではないでしょうか?これこそまさに、きれいを保つモチベーションなのだとmoca19さんのお話しを伺っていると気が付きます。
そして今回教えていただいたのは、それを叶えるための収納術。よく使うものには最適な定位置を、落ち着かないものを見つけたらそれにも落ち着き先を、というのがmoca19さん流です。こうしてザワザワしない景色ができたら、お気に入りを増やしていくことにより一層集中できそう。いつも使う道具や消耗品も、好きなデザインや色柄、素材で整えて、好みの雰囲気に洗練できたら、きっとリセットが義務ではなく『喜び』に変わります。素敵ですよね♪ぜひ、参考にしてみてください。
執筆:RoomClip mag 編集部