RoomClipユーザーの収納に関するtipsを紹介する「収納のコツ」連載。
今回は、思い出や過ごした時間の分だけ増す『趣き』を味わう暮らしづくりをされている67さんに、生活感が際立たない収納のコツと工夫をお伺いしていきます。
今回教えてくれたユーザーさん♪
67さん小さな戸建てで、家族と犬と猫と暮らしています。雑貨やグリーン、アートが好きです。家を建てて20年近く経過するので、最近は『どうリフォームするか』をひとりで勝手に妄想しては楽しんでいます。
お気に入りが映えるように

67さんがつくる空間からは、67さんの好きやセンスが伝わってきます。あたたかく穏やかで、心地良いものだけがある……そんな素敵な暮らしは、写真を拝見しているだけでもほっこり。そしてその眺めには、雑多な生活感が見えません。収納や配置にこだわりがあるように思うのですが、どのようなことを意識し、大切に考えながら空間づくりをされているのですか?
67さん「お気に入りの雑貨や季節のディスプレイを楽しみたいので、見せたいポイント以外にはなるべく余計なものを置かないようにしています。収納スペースも少なく限られているため、ストックや買い溜めはしない派です。」
なるほど、見せるものを厳選されているんですね。好きなものやお気に入りのものも、詰め込み過ぎず余白を残して置いているから、存在が際立っているように思います。ここからはいよいよ本題。『では、生活感や日用品はどこへ?』の答えにもなる、67さん流の収納の工夫に注目していきます。視界から雑多を消しながら、効率良く使える場所に上手にしまうスタイルなので、『できるだけ隠す収納にしていきたいけど、見つけにくい使いにくいは避けたいし』と悩む方も必見です。
雑多な日用品を見せない収納の工夫3つ
■その1 キッチンの引き出しをリビング収納にも活用する


「キッチンの引き出しは浅くて広いので、文具や電池、爪切りといった細かいものの収納としても活用しています。開けると一目瞭然で使いやすいんです。我が家はキッチンを中心に、リビング、洗面所、玄関が配置された間取りということもあり、この場所は日々よく使うものの定位置にぴったり。
■その2 コスメはインテリアに溶け込むバスケットにしまう


「種類が多いコスメは、色も形もさまざま。ごちゃごちゃしない程度にジップロックでまとめて、子ども用のバスケットにしまっています。これなら、うっかり出しっぱなしにしてしまっても、インテリアに溶け込んでくれるので気楽です。」
■その3 何かと便利だから、あえて余白を残しておく

「収納に余白を残しておくと、気分にもゆとりが生まれるように思います。『急な来客があるときに限って散らかってる!』そんなときにも、ちょい置きスペースとして使えるなど、余白には何かとメリットがあると実感しています。」
オススメの収納アイテム
ITEMUTILEのブレッドケースPRICE5,390円(税込)
蓋が大きく開閉するので出し入れがしやすく、我が家ではお菓子たちの特等席になっています。洗える素材だから、色々な場所で活用できると思います。
最後に、収納が苦手な方へのアドバイスをいただきました
67さん「私がよくやるのが『とりあえず10分間だけ』と決めてはじめる片付けです。特に調子が出ないときは、10分だけ頑張るけれどそれ以上はやりません。逆に『半日も頑張ってしまった!』というときもあります。頑張るのは心にゆとりがあるときだけでもいいのではないでしょうか。」
たっぷりしまって、すっきり魅せる

67さんの収納づくりには、『しまうと魅せる』のメリハリスタイルの極意が詰まっていました。余白を残してゆったりとお気に入りを魅せるから、上質な雰囲気が生まれます。余白がいざというときは救世主的な働きをするのもポイントでしたね♪そして生活感になる日用品は、動線に則し、サッと出し入れができるちょうどいい定位置にたっぷりしまわれています。
今回お伺いしたお話からは、収納のコツや工夫もさることながら、無理せず生活感をオフするヒントをたくさんもらえました。ぜひ、参考にしてみてください。
執筆:RoomClip mag 編集部