RoomClipユーザーの収納に関するtipsを紹介する「収納のコツ」連載。
今回は、無駄がないから上質を堪能できる、モダンなインテリアで暮らしを楽しむ350sumirinさんに収納のコツをお伺いしました。
今回教えてくれたユーザーさん♪
350sumirinさん2024年4月に住友林業で平屋を建てた、アラサー共働き夫婦です。家を建てたのを機にRoomClipをはじめました。おしゃれで快適な空間にしていけるよう、奮闘しています。
目につく場所は無駄なくすっきりと

350sumirinさん宅は、シンプルです。だからこそ、空間にあるものの佇まいの美しさや上質さが際立ちます。こだわりや好み、選りすぐったそれらを存分に堪能できるシンプルは、シンプルだけれどとても贅沢。まずはそんな心地良い暮らしと環境を支えているであろう、収納へのこだわりから教えていただきました。
350sumirinさん「人目につきやすい場所の収納については、極力見えないようにするか、見えたとしても『すっきり見える』よう心がけています。」
なるほど、オープンなキッチンが凛とインテリアの延長としてあるのは、まさにこだわりの体現だと感じます。家電棚やパントリーは見えているのだけれど、色や形、収納アイテムの種類に統一感があるため、ディスプレイかのようで生活感をにじませません。賑やかな食品のパッケージやサイズの違う調味料がもたらす雑多感を、ケースですっきりオフしているのもポイントではないでしょうか。ここからは、さまざまな場所の収納を拝見させていただきながら、『見えてもいい、でも隠してさらにすっきりできる』臨機応変な収納づくりの秘訣に迫ります。『使い勝手も、人目への配慮も両立する術が知りたい!』という方は、特に必見です。お見逃しなく。
サッと隠せる使い勝手の良い収納にする3つのコツ
■その1 目隠しには融通の利くロールスクリーンが◎


「玄関収納は外出時に必ず使用します。そのため普段は使い勝手を優先し、目隠しのロールスクリーンは上げっぱなしです。
■その2 使いやすく整頓しておけば、見えてもうるさくない


「パントリーには可動棚を設置しています。棚ごとに収納グッズを使い整頓。基本的には見られてもあまり問題ない状態にできていると思います。しかしながら、ここも来客時にはロールスクリーンですっきり隠すことが可能です。」
■その3 壁面本棚は、開けたときに本好きの心を満たす見映え


「漫画が大好きな妻のこだわりである壁面本棚です。クローゼットのように扉が付いているので、閉じてしまえばすっきり。大切な本の日焼け防止や埃除けもできるのが良いです。開いたとき、もっと気分があがるように100円ショップの収納グッズを活用して、見映えよく整えています。」
オススメの収納アイテム
ITEM無印良品のポリプロピレンファイルボックススタンダード A4用PRICE1,190円(税込)
見た目がシンプルで、たくさん収納できるので重宝しています。また高さが24cmあるため、少し背が高いものも上手く隠してくれるのも便利です。
最後に、収納が苦手な方へのアドバイスをいただきました
350sumirinさん「私自身あまり収納が得意ではないのですが、収納グッズを買って、ジャンルごとに分けていくだけでも使いやすくなると感じています。また、使用頻度が高い場所やどうしても隠したい収納スペースには、ロールスクリーンがおすすめです。
整えるは暮らしのため、隠すはシーンに合わせるため

350sumirinさんのつくる暮らしは、インテリアから受ける印象と同じくシンプルで上質でした。普段使いのものほど、整頓を意識するから物静かで落ち着きます。だから見える状態で置いても、雰囲気の邪魔をしません。ただ、そんな良い具合の生活感でも、シーンによっては不釣り合いになることもあります。だから一瞬にして視界からオフできるロールスクリーンを備えておく。なんて無駄がなくてスマートなのでしょう……。
日々は似ているようで常に違います。そして状況は時に思わぬ方向に変化することもありますよね。350sumirinさんに教えていただいた『臨機応変さ』に優れた収納は、あらゆるとき、あらゆるシーンに快適かつ便利に寄り添ってくれます。ぜひ、暮らしや収納の見直しの参考にしてみてください。
執筆:RoomClip mag 編集部