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今夏の移籍市場において、その去就が盛んに噂されているパリ・サンジェルマンのブラジル代表FWネイマールレアル・マドリード移籍やバルセロナ復帰など、様々な憶測が飛び交っている。

2億2200万ユーロという破格の移籍金でPSGに加入したネイマール。負傷などもあり、その価値が疑問視されることも少なくない。しかし、ネイマールは移籍するよりも、残留したほうが双方にとってメリットがあるようにも思える。今回は『Sportskeeda』が特集した、ネイマールがPSGに残留すべき3つの理由をご紹介する。

ネイマールは残留すべき?PSGに留まるべき3つの理由
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ネイマールとバルサの関係性

2017年にバルセロナを去ったネイマール。チームメイトたちは彼をバルセロナに留めようと動いていた。しかし、ネイマールは移籍を決意し、練習中にネルソン・セメドと言い合いになる場面もあった。

移籍完了後もネイマールとバルセロナの間には不穏な空気が流れた。ネイマールはバルセロナに対して、2016年に受け取るはずだった契約更新ボーナスと850万ユーロの損害賠償、10%の延滞の支払いを求めて訴訟を起こしている。ネイマールとバルセロナの関係性が良いとは言えないだろう。

ネイマールは残留すべき?PSGに留まるべき3つの理由
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移籍金の正当性を示す必要

ネイマールがPSGに2億2200万ユーロの移籍金で移籍した時、多くの人が長期的なスター選手としてクラブでプレーすると考えたはずだ。

1年目は順調だった。

30試合に出場し28ゴールを記録。印象的なシーズンを過ごすことができた。しかし、2018年2月に行われたオリンピック・マルセイユ戦で右足を負傷。ここで計算が大きく狂うことに。

翌シーズンは再び順調なスタートを切ったかに見えたが、1月下旬に再び負傷。チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメントに出場することもできず、クラブはラウンド16でマンチェスター・ユナイテッドに敗れ姿を消した。

ネイマールは在籍した2シーズンで58試合にしか出場していない。51ゴールと結果を残しているが、それが評価されるのは一般的な移籍金の選手に限られるだろう。PSGがネイマール獲得に費やした金額を考えると、彼はその価値を証明しきれていない。

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PSGには明るい未来が

PSGは数シーズンに渡ってスカッドを成長させてきた。欧州随一のクラブになるために、一歩ずつ歩みを進めている。不確定要素な部分を減らしていけば、欧州でも支配的な力を持つことができるだろう。

過去数シーズン、PSGは運に見放されてきた。生んで片付けるべきことではないかもしれないが、2017年にはバルセロナに4-0をひっくり返され、昨シーズンはユナイテッドに2-0をひっくり返された。これだけの戦力を抱えながら、3シーズン連続でラウンド16止まりだ。

それでも、彼らには素晴らしい選手たちがいて、素晴らしい監督がいる。ある種の不運に襲われてはいるが、彼らの将来は決して暗いものではない。ネイマールもそのクラブの一員であるべきだ。

 

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