いよいよ日本時間10日早朝に迫ったミラノダービー。2位インテルと10位ミランが、それぞれのプライドをかけてサン・シーロで激突する。
イタリア国内でも有数の盛り上がりを見せるミラノダービー。両者のライバル意識は強く、試合中に熱くなる選手も少なくない。
そんな両クラブには、これまで世界有数のタレントが所属してきた。今回は、ミランとインテルの両クラブでプレーした世界的なスター選手たちをご紹介する。

ジュゼッペ・メアッツァ
インテル下部組織出身のレジェンドがジュゼッペ・メアッツァ。インテルで13シーズンに渡って活躍し、数多くのタイトル獲得に貢献。その後ミランへ移籍している。1980年にスタジアムの保有権を持つミラノ市が、スタジアムの正式名称をサン・シーロからジュゼッペ・メアッツァへと変更している。

ロベルト・バッジョ
ユベントスでバロンドールを獲得したバッジョは、1995年にミランへ移籍。その後、ボローニャ移籍を経てインテルに加入した。ボローニャでは22得点と結果を残したバッジョだが、ミラノでは印象的な活躍を見せることができなかった。

パトリック・ビエラ
アーセナルのレジェンドも、ミランとインテルの両クラブでプレーしている。ミランでは2試合の出場にとどまったビエラだが、アーセナルで開花。2005年にユベントスへ移籍しセリエAに復帰。1年後にインテルに加入し、リーグ3連覇に貢献した。

ロナウド
バルセロナで驚異的なパフォーマンスを見せ、1997年にインテルへ移籍したロナウド。すぐさま結果を残し、レアル・マドリードに引き抜かれた。マドリードでは黄金期を支え、2007年にミランへ移籍しセリエAに復帰している。

クリスティアン・ビエリ
1999年に当時の史上最高額移籍金でラツィオからインテルに加入したビエリ。初年度に自身初の得点王に輝くなど活躍。しかし、負傷の影響から2005年にミランへ移籍。ただ、出場機会には恵まれず半年後にモナコへ移籍した。

ズラタン・イブラヒモビッチ
ユベントスで才能を開花させたイブラヒモビッチは、2006年にインテルへ移籍。得点王に輝くなど、リーグ4連覇に大きく貢献した。その後2010年にミランに加入したイブラヒモビッチは、クラブに7シーズンぶりのリーグタイトルをもたらした。今冬の移籍市場で再びミランに復帰し、低迷していたチームの光となっている。

クラレンス・セードルフ
2000年にレアル・マドリードからインテルに加入したセードルフ。ただ、インテルでは苦しい時間を過ごし、2002年にフランチェスコ・ココとのトレードでミランに加入。ミランでは自身の力を余すところなく発揮し、背番号「10」を背負って数多くのタイトルを手にしている。

エルナン・クレスポ
パルマ、ラツィオで結果を残したクレスポは2002年にインテルへ移籍。その後チェルシーに引き抜かれ、2004年にレンタルでミランに加入。

エドガー・ダービッツ
ユベントスのイメージが強いダービッツだが、セリエA初挑戦はミラン。しかし、フロントとの確執によりユベントスへと移籍している。ただ、ユベントスでもフロントとの関係性が悪化。2004年にはインテルに加入したが、ロベルト・マンチーニ監督と良好な関係を築くことができなかった。

アンドレア・ピルロ
ブレシアでデビューを飾ったピルロ。最初に加入したビッグクラブがインテルだ。しかし、出場機会に恵まれずミランへ移籍。カルロ・アンチェロッティ監督に才能を見出され、レジスタとして開花。その後ユベントスへ移籍し、両クラブで数多くのタイトルを獲得した。

レオナルド・ボヌッチ
2005年にインテルに加入したボヌッチ。2007年にトレビーゾへ2009年にピサ・カルチョへ期限付き移籍を繰り返した。2009年にディエゴ・ミリート、チアゴ・モッタらとのトレードでジェノアとバーリの共同保有となった同選手はバーリで評価を高め、翌年ユベントスへ移籍。主力DFとして活躍していたが、2017年夏にミランへ電撃移籍。

アントニオ・カッサーノ
数多くのクラブを渡り歩いたカッサーノ。2010年にミランに加入した同選手は、イブラヒモビッチと抜群の相性を見せ活躍。2012/2013シーズンにイブラヒモビッチが退団すると、カッサーノはジャンパオロ・パッツィーニとのトーレドでインテルへ移籍した。

マリオ・バロテッリ
伝説の悪童バロテッリは、17歳の若さでセリエAデビュー。インテルで印象的なプレーを続けた。同選手は2010年にマンチェスター・シティへ移籍するも、マンチーニ監督との関係が悪化。2013年にミランに移籍し、ゴールを量産した。現在はブレシアでプレーしている。