ギリシャ・スーパーリーグ(ギリシャ1部)の強豪PAOKテッサロニキに在籍する元日本代表MF香川真司は、メジャーリーグサッカー(MLS)への移籍が噂されているが、PAOKは同選手の退団を容認するようだ。18日、トルコメディア『Spor Turkiye』が報じている。

 ボルシア・ドルトムントやマンチェスター・ユナイテッド、ベシクタシュなどでプレーしていた香川真司は、2019年夏にレアル・サラゴサに加入したものの、年俸を含めた条件面で折り合いがつかず昨年10月に契約解除。およそ3カ月にわたり無所属状態となっていたが、今年1月末にPAOKへの加入が正式決定。昨季はリーグ戦で5試合、国内カップ戦で3試合に出場したものの、国内カップ戦の準決勝2ndレグ・AEKアテネ戦や決勝・オリンピアコス戦ではベンチ外となっていた。

 同選手はオランダ国内でのプレシーズントレーニングに参加。先月26日にはエールディビジ(オランダ1部)のフェイエノールトとのトレーニングマッチで先発出場していた。しかし、今シーズンはここまで公式戦1試合の出場にとどまっているほか、構想から外れているいう。

 その中、今月中旬にMLSのポートランド・ティンバーズが香川真司へ関心を寄せているとギリシャメディアが報道。くわえて、MLSを専門に扱うジャーナリストはティンバースがすでに選手サイドとの交渉を行っていると主張している。さらに、PAOKは契約期間を来夏まで残している同選手にオファーが届き次第、放出する方針であることを発表したとのことだ。

 昨年には古巣であるセレッソ大阪への復帰が噂された香川真司だが、今度は欧州から北米に舞台を移すかもしれない。